shmヘルメット全モデルを比較|1969年から続く国産スモールジェットの魅力と選び方

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「shmヘルメットって名前は聞くけど、どんなブランドなの?」「Lot-101やLot-102って何が違うの?」そんな疑問を持ってこのページにたどり着いた方は多いはずです。

結論から言うと、SHMは1969年から続く国産ハンドメイドのスモールジェットヘルメットブランドで、帽体の小ささ・本革のハンドステッチ・SG規格(全排気量対応)を両立した数少ない存在です。現在はDIN MARKETがブランドを継承し、国内工場で一つひとつ手作りしています。

この記事では、shmヘルメットの歴史から全モデルの価格・特徴比較、サイズ選びのコツ、車種別のスタイリングまで網羅的に解説します。読み終えるころには「自分にはどのLotが合うか」がはっきり見えているはずです。

📌 この記事でわかること

・SHMブランドの歴史と立花ヘルメットからの継承経緯
・HAND STITCHシリーズ(Lot-101〜104)とLot-500系の価格・特徴比較
・サイズ選びで失敗しないための具体的なチェックポイント
・SR400・ハーレー・ネオクラシックなど車種別のスタイリング提案

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目次

shmヘルメットとは?1969年から受け継がれる国産ジェットの系譜

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立花ヘルメットからDIN MARKETへ|ブランドが途絶えなかった理由

SHMの歴史は1969年、東京の立花(タチバナ)ヘルメットが製造を始めたことに遡ります。立花は昭和41年(1966年)創業のヘルメットメーカーで、スモールジェットの分野では国内随一の知名度を持っていました。しかし2017年に惜しまれながら廃業。ブランドが消滅するかと思われたタイミングで、2018年にDIN MARKETが製造権と技術を引き継ぎ、「新生SHM」としてブランドを存続させました。

DIN MARKETは単にブランド名だけを買い取ったのではなく、立花時代の金型・製造ノウハウ・職人のネットワークを受け継いでいます。だからこそ、50年以上前に確立されたスモールジェットのシルエットと品質が現行モデルでも維持されているわけです。ただし、立花時代のモデルとは細部の仕様が異なる部分もあるので、ヴィンテージの立花SHMと現行品を混同しないよう注意してください。

全モデル国内工場で手作り|大量生産品との根本的な違い

SHMの特徴を一言で言えば「完全国産のハンドメイド」です。帽体の成形から塗装、レザーの裁断・縫製まで、すべて国内工場で職人が手作業で行っています。大手メーカーのヘルメットが機械による大量生産で均一な品質を実現しているのに対し、SHMは一つひとつ人の手が入るため、レザーの質感やステッチのテンションに微妙な個体差が生まれます。

これを「品質のばらつき」と見るか「手作りの味」と見るかは人それぞれですが、量産品にはない「被るたびに馴染む」感覚はSHMならではのものです。特にHAND STITCHシリーズのレザーイヤーパッドは、使い込むほど革が圧縮されて頭にフィットしていくので、新品時のきつさが数週間で心地よいホールド感に変わります。価格帯が税込32,450円〜と量産ジェットより高めなのは、この手間の対価と言えるでしょう。

SG規格・全排気量対応で安全性も確保

「スモールジェットって安全性は大丈夫?」という声はよく聞きます。SHMは全モデルがSG規格(全排気量対応)を取得しています。SG規格は製品安全協会が定める日本の安全基準で、これをクリアしていれば原付から大型バイクまで法的に使用可能です。

ただし、スモールジェットという形状上、フルフェイスやシステムヘルメットと同等の保護範囲は期待できません。顎部分がオープンなので、高速走行時の飛び石や転倒時の顎への衝撃リスクは残ります。SG規格はあくまで「帽体の衝撃吸収性能」を保証するもので、顎の保護までカバーしているわけではないことを理解したうえで選びましょう。街乗りやツーリングメインで、クラシカルなスタイルを重視するライダーに適したヘルメットです。

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HAND STITCHシリーズの各モデルを価格・特徴で比較

SHMの看板ラインであるHAND STITCHシリーズは、本革と手縫いステッチが最大の特徴です。00番という極太糸をオフホワイトで縫い上げるクラフト感は、このシリーズでしか手に入りません。ここでは主要モデルの違いを整理します。

Lot-101|税込32,450円のHAND STITCH基本モデル

Lot-101はHAND STITCHシリーズのエントリーモデルで、税込32,450円(税抜29,500円)です。シルバーのボディにブラックレザーのリム・イヤーパッドを組み合わせたスタンダードな配色で、どんなバイクにも合わせやすい汎用性の高さが魅力です。

リムとイヤーパッドには本革を使用し、革は帽体のスモールシルエットに合わせて薄く漉いてあります。被ったときに「顔が小さく見える」のはこの薄漉きのおかげで、分厚いパッドで帽体が膨らむ量産ジェットとは印象がまるで違います。イヤーパッドは柔らかい革を使っているため、最初は少しきつく感じても使い込むうちに適度に馴染んできます。初めてSHMを買うなら、まずLot-101から試すのがおすすめです。

🏍 スペック情報
商品名SHM HAND STITCH Lot-101
メーカーDIN MARKET
価格32,450円(税込)
規格SG規格(全排気量対応)
サイズS(55-56cm) / M(57-58cm) / L(59-60cm)
特徴本革ハンドステッチ・00番極太糸・帽体全サイズ共通・日本製

Lot-102|センターライン入りで税込35,750円

Lot-102は税込35,750円(税抜32,500円)で、Lot-101より3,300円高い上位モデルです。最大の違いはボディにセンターラインが入ること。リムのレザーはブラックで統一されていますが、ハンドステッチの糸色がボディカラーに合わせて変わるのがデザイン上のポイントです。

センターラインが入ることでヴィンテージレーサーのような雰囲気が加わり、カフェレーサーやクラシックレーサースタイルのバイクとの相性が良くなります。Lot-101のシンプルさとLot-102のレーシー感、どちらを選ぶかは「バイクの方向性」次第です。チョッパーやボバーにはLot-101のミニマルさ、SRやカフェレーサーにはLot-102のセンターラインがしっくりきます。素材や安全規格はLot-101と同一なので、純粋にデザインの好みで選んで問題ありません。

Lot-103・Lot-104|レザー素材とカラーで差をつける派生モデル

Lot-103はリム部分にエクセルレザー(カーフキップベロア)を採用したモデルです。カーフキップベロアは仔牛の革を起毛させた素材で、通常のスムースレザーより柔らかく、独特のマットな質感があります。セミグロスアイボリーのボディにホワイトステッチという組み合わせは、ブリティッシュヴィンテージの雰囲気を求めるライダーに響くカラーリングです。

Lot-104はLot-101の帽体・構造をベースに、レザーの配色を変えたバリエーションモデルです。アイボリーボディ×ブラックレザー、ブラックボディ×ブラウンレザーといった組み合わせが用意されており、Lot-101よりもコントラストの効いたスタイリングが楽しめます。Lot-103・Lot-104ともに価格は公式サイトで要確認ですが、Lot-102と同等かやや上の価格帯と考えておくとよいでしょう。

モデル 税込価格 レザー 特徴
Lot-101 32,450円 ブラックスムース 基本モデル・シンプル配色
Lot-102 35,750円 ブラックスムース センターライン入り
Lot-103 公式サイトで確認 カーフキップベロア 起毛素材・英国調
Lot-104 公式サイトで確認 カラー変更 Lot-101ベース・配色違い

※バイク乗りのミーティング調べ(2026年6月時点)。最新価格はDIN MARKET公式ストアでご確認ください。

Lot-500・Lot-505はどんなライダーに向いている?

Lot-500・Lot-505はどんなライダーに向いている?の解説画像

Lot-500|塗装仕上げで勝負するシンプルモデル

HAND STITCHシリーズがレザーと縫製で魅せるのに対し、Lot-500は「塗装の美しさ」で勝負するモデルです。レザーのリムやハンドステッチはなく、アメリカ製のガーニッシュトリムでリムを仕上げたシンプルなスモールジェットです。装飾がシンプルなぶん、職人の塗装技術がダイレクトに問われるモデルとも言えます。

マットブラックなどの落ち着いたカラーリングが中心で、レザーの主張が強いHAND STITCHシリーズよりも「ヘルメットを目立たせたくない」ライダーに向いています。ストリートバイクやネイキッドでシンプルにまとめたい場合、Lot-500のほうがコーディネートしやすいケースもあります。価格はHAND STITCHシリーズより抑えめですが、正確な価格はDIN MARKET公式ストアで確認してください。

Lot-505|トリムの違いで雰囲気はどう変わる?

Lot-505はLot-500の派生モデルで、トリムの仕様が異なります。Lot-500がアメリカ製ガーニッシュを使うのに対し、Lot-505ではトリムの素材や幅が変わることで、同じスモールジェットでも印象が変化します。ガーニッシュトリムはクロームの光沢があるため、Lot-500にはアメリカンバイク的な雰囲気が出ます。

Lot-505の詳細スペックは公式サイトで要確認ですが、いずれもSG規格(全排気量対応)・国内製造という基本は共通です。HAND STITCHシリーズとLot-500系の選択は「革の質感が欲しいか、塗装のクリーンさが欲しいか」で分かれます。予算だけで決めるのではなく、自分のバイクとの相性を店頭で確認するのがベストです。

HAND STITCHとLot-500系|選び方の分岐点はどこ?

両シリーズの最大の違いは「経年変化を楽しめるかどうか」です。HAND STITCHシリーズは本革パーツが使い込むほどに色が深まり、ステッチ周辺にアタリが出て味わいが増していきます。一方、Lot-500系は塗装仕上げなので、経年変化よりも「きれいな状態を維持する」方向のヘルメットです。

バイクで言えば、SR400やW800のように「味が出る」ことを楽しむ乗り方をする人にはHAND STITCH、現行のネイキッドやストリートバイクをきれいに乗る人にはLot-500系がフィットしやすいでしょう。ツーリングで雨に降られる頻度が高い人は、レザーの手入れが少ないLot-500系のほうがメンテナンス面では楽です。どちらも帽体は同じスモールジェット形状なので、被ったときのシルエットに大きな差はありません。

💡 ライダーメモ

意外と知られていないことですが、SHMのHAND STITCHシリーズとLot-500系は帽体(シェル)そのものは同じ金型から作られています。違いはリムの仕上げと装飾部分だけ。つまり安全性やフィット感に差はなく、純粋に「見た目と経年変化の好み」で選んでOKです。

shmヘルメットのサイズ選びで失敗しないコツ

S・M・Lの実寸と「帽体が全サイズ共通」の意味

SHMのサイズ展開はS(55〜56cm)・M(57〜58cm)・L(59〜60cm)の3サイズです。ここで重要なのが「帽体が全サイズ共通」という点。つまり、S・M・Lのどのサイズを選んでも外側のシェルの大きさは同じで、内装のパッド厚で頭囲に合わせる仕組みです。

これはSHMの大きなメリットでもあります。Sサイズでも帽体が小さく見え、Lサイズでも帽体が大きくならない。どのサイズでも同じスモールシルエットが維持されるので、「頭が大きいから帽体がデカくなって格好悪い」という悩みが発生しにくい設計です。頭囲を正確に測るには、眉の上1cmとうしろ頭の一番出っ張った部分をメジャーで水平に一周させてください。測定値が57cmならMサイズが基準です。

ジャパンフィット設計|「ハチ」に余裕がある理由

SHMの内装はジャパンフィットと呼ばれる設計で、頭の「ハチ」(側頭部の一番膨らんでいる部分)に余裕を持たせています。日本人は欧米人に比べて頭の横幅が広い傾向があり、海外製ヘルメットだとハチがきつく感じるケースが少なくありません。SHMはこのハチ周りにゆとりを持たせることで、長時間被っても側頭部が痛くなりにくい構造になっています。

頬の部分はやや密着する設計なので、新品を被った瞬間は「きつい」と感じる方もいるでしょう。ただ、SHMのパッドは革製のため、2〜3週間ほど使えば革が圧縮されて頬まわりのフィット感が緩やかに変わっていきます。逆に最初から「ちょうどいい」と感じるサイズを選ぶと、革が馴染んだあとにスカスカになるリスクがあります。「新品時にやや圧迫感があるくらい」が正解のサイズ感です。

⚠️ 知っておきたい注意点

サイズ選びでありがちな失敗として、「Lサイズを買ったら頬がスカスカで風切り音が気になった」というケースがあります。SHMは革パッドが経年で薄くなるため、最初からジャストサイズを選ぶと半年後にはワンサイズ大きく感じることも。頭囲がサイズの境界(たとえば56cm=SとMの間)に該当する場合は、小さいほうを選ぶのが鉄則です。

通販で買う場合の対処法と返品の現実

SHMは全国のバイク用品店で取り扱いがあるわけではなく、正規取扱店が限られています。アンバーピースHARM’S WAYDIN MARKET公式ストアなどのオンラインショップで購入するケースが多いでしょう。

通販で試着できない場合は、まず自分の頭囲を正確に測り、現在使っているヘルメットのサイズと比較するのが現実的です。返品・交換ポリシーはショップごとに異なるため、購入前に必ず確認してください。SHMは量産品と違って在庫が潤沢ではないので、交換に時間がかかる場合もあります。可能であれば、取扱店舗に足を運んで試着するのが一番確実です。

帽体が小さいのに全排気量OK?安全性の仕組みを解説

帽体が小さいのに全排気量OK?安全性の仕組みを解説の解説画像

スモールジェットでもSG規格をクリアできる理由

SHMの帽体は、見た目の小ささに反してSG規格(全排気量対応)をクリアしています。SG規格の衝撃吸収テストでは、帽体に所定の高さから重量物を落下させ、内部に伝わる衝撃加速度が基準値以下であることを確認します。帽体が小さくても、シェルの素材と厚み、内部の衝撃吸収ライナー(発泡スチロール)の密度が適切であれば、基準をクリアすることは可能です。

SHMの場合、帽体を小さく見せているのはリムやイヤーパッドを薄く仕上げる技術であって、シェル本体を薄くしているわけではありません。安全に直結する帽体の厚みと衝撃吸収材の性能は確保したうえで、装飾部分をスリムにすることで「小さく見える」シルエットを実現しています。見た目と安全性のトレードオフではなく、両立させている点がSHMの技術的な強みです。

他メーカーのスモールジェットとの安全基準の違い

スモールジェット市場には、SG規格を取得していない(排気量制限つき、または規格なし)の製品も存在します。特に海外製の安価なスモールジェットでは、125cc以下限定のSG規格だったり、そもそもSG規格を取得していないものもあります。SHMは全モデルが「全排気量対応」のSG規格なので、大型バイクに乗るライダーでも法的に問題なく使用できます。

ただし、SG規格はあくまで日本独自の基準であり、ECE規格やDOT規格、SNELL規格とは試験方法が異なります。海外のサーキットイベントに参加する場合はSG規格だけでは不十分なこともあるため、用途に応じて確認が必要です。日本国内の公道使用であれば、SG規格(全排気量対応)で必要十分な安全基準を満たしていると考えてよいでしょう。

Q. スモールジェットで高速道路は走れる?
A. SG規格(全排気量対応)を取得しているSHMなら、法的には高速道路の走行に問題ありません。ただし、ジェットヘルメットは顔面が露出するため、100km/h前後の走行では風圧が強く、虫や飛び石が直接当たるリスクがあります。シールドやゴーグルの併用を強くおすすめします。

高速道路での使用感と風切り音のリアル

SHMで高速道路を走ると、80km/hあたりから風切り音が気になり始めます。これはSHMに限った話ではなく、スモールジェット全般に共通する特性です。帽体が小さいぶん、耳の周辺に風が直接当たりやすく、耳栓なしでの長距離高速走行は聴覚への負担が懸念されます。

対策としては、耳栓(ライダー用のフィルター付きイヤープラグがおすすめ)を併用するか、ウインドシールド付きのバイクで風の巻き込みを軽減する方法があります。街乗りや下道ツーリングではSHMのスモールシルエットが映えますが、高速メインのロングツーリングでは別のヘルメットと使い分けるのも現実的な選択肢です。SHMを「万能ヘルメット」として捉えるよりも、「街乗り・下道ツーリングで映えるスタイル特化ヘルメット」と割り切るほうが満足度は高いでしょう。

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どの車種に合う?バイクタイプ別のスタイリング提案

SR400・W800などクラシックバイクとの相性

SHMが最も映えるのは、SR400やW800、GB350といったクラシック系バイクとの組み合わせです。1960〜70年代のヴィンテージヘルメットの流れを汲むSHMのシルエットは、空冷エンジン・スポークホイール・メッキパーツが多いクラシックバイクと時代感が一致します。

特にSR400には「定番」と言えるほどの組み合わせで、チョッパーカスタムにはLot-101のシンプルなブラック、カフェレーサースタイルにはLot-102のセンターライン入りがよく合います。ジェットヘルメット+ゴーグル+革ジャンというクラシカルなコーディネートを目指すなら、SHMは最有力候補の一つです。ただし、ゴーグルとの相性は要注意で、帽体が小さいぶん大きめのゴーグルを合わせるとバランスが崩れやすくなります。

ハーレー・アメリカンとの組み合わせ

ハーレーダビッドソンやドラッグスター、バルカンなどのアメリカンバイクにもSHMは合います。アメリカでは古くからスモールジェット(ベルやBUCOなど)がチョッパーシーンの定番だった歴史があり、SHMはそのBUCOタイプのシルエットを継承しています。

アメリカンバイクに合わせる場合、Lot-101のブラック×ブラックレザーや、Lot-500のマットブラックがバイクの雰囲気を邪魔しません。逆にLot-103のアイボリー×ベロアだと「英国調」が強くなり、アメリカンバイクとは方向性がずれることがあります。車体のテイストに合わせてモデルを選ぶのがSHMの楽しさでもあり、難しさでもあります。フルフェイスと違って「顔が見える」ぶん、ライダーの服装との統一感も重要になります。

SHMが映えるシーン別のヘルメットを検討すべきシーン
街乗り・近距離ツーリング
クラシック・ネオクラ系バイク
カフェ・ショップへのお出かけ
撮影・ミーティングイベント
高速道路メインのロングツーリング
雨天走行が多いライダー
スポーツ走行・サーキット
冬季の長時間走行

ネオクラシック・ストリートバイクに合わせるなら

XSR900やZ900RS、SV650Xといったネオクラシック系バイクにSHMを合わせるライダーも増えています。これらのバイクは現代の性能にクラシカルな外装を纏わせたモデルなので、ヘルメットもクラシック寄りのデザインが似合います。

ネオクラシックに合わせる場合のポイントは「やりすぎない」こと。バイク自体が現代的な足回りやLEDライトを持っているので、ヘルメットだけヴィンテージ感を出しすぎるとアンバランスになります。Lot-500のマットブラックやLot-101のシルバーなど、落ち着いた配色を選ぶとバイクのモダンさとヘルメットのクラシック感が程よくミックスされます。レザージャケットよりもテキスタイルジャケットと合わせるほうが、ネオクラシックバイクにはしっくりくるケースが多いです。

街乗り・ツーリング・通勤|シーン別の使い分け

SHMをどのシーンで使うかによって、選ぶモデルやオプションが変わります。街乗りメインなら、シールドなしのスタイルが一番サマになります。コンビニに寄るときも脱着がラクで、ジェットならではの開放感を最大限に楽しめます。

ツーリングでは、バブルシールドやフリップアップシールドの後付けを検討しましょう。SHMにはスナップボタンが付いているモデルがあり、汎用のスナップオンシールドが装着可能です。風や虫から顔を守れるため、郊外の快走路を1日走るようなシチュエーションでは快適さが段違いです。通勤・通学で毎日使う場合は、レザー部分の劣化が早まる可能性があります。雨の日は防水カバーをかけるか、通勤用には別のヘルメットを用意して使い分けるのが長持ちの秘訣です。

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購入前に知っておきたい注意点と長持ちさせるメンテナンス

レザー部分の手入れ方法と寿命の目安

HAND STITCHシリーズの本革パーツは、革製品としての手入れが必要です。月に1回程度、革用のクリーナーで汚れを落とし、保革クリーム(ミンクオイルやラナパーなど)を薄く塗り込むと革の柔軟性が保たれます。特にリム部分は汗や皮脂が付きやすいため、走行後にウエスで軽く拭くだけでも劣化の進行が変わります。

レザーパーツの寿命は使用頻度と手入れ次第ですが、週末ライダーで適切にメンテナンスすれば3〜5年は十分に使えます。ヘルメット本体のSG規格上の使用推奨期間は購入から3年とされているので、帽体の交換タイミングとレザーの寿命はおおむね一致します。革の手入れを怠ると、ひび割れや硬化が起きて見た目も触り心地も悪くなるので、ここは手間を惜しまないほうが結果的にコスパが良くなります。

⚠️ 知っておきたい注意点

レザーの手入れで失敗しがちなのが「買ったまま放置してカビが生えた」ケース。特に梅雨時期にヘルメットをバイクのミラーに掛けっぱなしにしたり、湿気の多いガレージに保管すると、レザー部分にカビが発生することがあります。保管時はヘルメット袋に入れ、乾燥剤を一緒に入れておくのが予防の基本です。

正規取扱店と通販の価格差はあるのか

SHMはメーカー希望小売価格が設定されており、正規取扱店であれば基本的に定価販売です。Lot-101なら税込32,450円、Lot-102なら税込35,750円で、店舗による価格差はほとんどありません。楽天やYahoo!ショッピングのポイント還元を考慮すると、通販のほうが実質的にお得になるケースもあります。

注意すべきはフリマアプリやオークションでの中古品です。SHMは人気ブランドのため中古市場にも流通していますが、ヘルメットは転倒や落下で見えない損傷を受けている可能性があります。外見がきれいでも内部の衝撃吸収材が劣化していれば安全性は保証できません。安全に関わるギアなので、新品を正規ルートで購入することを強くおすすめします。フリマの出品価格が定価に近い場合は、新品を買ったほうが安心です。

シールド・バイザーの後付けオプション

SHMは基本的にシールドレスのスタイルですが、スナップボタン対応のモデルではバブルシールドやフリップアップシールドの後付けが可能です。バブルシールドは丸みのあるクラシカルな見た目で、SHMのスモールシルエットとの相性も良好です。ただし、クリアシールドはSHMの帽体が小さいぶん、シールドの曲率との相性がモデルによって異なります。

バイザー(ツバ)を取り付けてオフロードテイストにするカスタムも人気がありますが、帽体のスナップ位置やバイザーのサイズによっては見た目のバランスが崩れることもあります。後付けパーツは必ず「SHM対応」と明記されているものを選ぶか、取扱店で現物合わせしてから購入するのが失敗を避けるコツです。汎用品でも取り付けは可能ですが、走行中にガタつきが出ないかの確認は必須です。

💡 ライダーメモ

SHMにバブルシールドを付ける場合、シールドのサイズは「スモールジェット用」を選んでください。フルサイズジェット用のシールドだとSHMの帽体に対して大きすぎて、せっかくのスモールシルエットが台無しになります。

まとめ|shmヘルメットは「被る工芸品」を求めるライダーの答え

SHMは1969年の立花ヘルメット時代から50年以上の歴史を持つ、国産ハンドメイドのスモールジェットヘルメットです。2018年にDIN MARKETがブランドを継承し、現在も国内工場で職人が一つひとつ手作りしています。帽体の小ささ、本革のハンドステッチ、SG規格(全排気量対応)を兼ね備えたヘルメットは、量産品では得られない所有感と経年変化の楽しさを提供してくれます。

この記事の要点を振り返ります。

  • SHMは立花ヘルメットの技術を受け継いだDIN MARKETが製造する国産ハンドメイドブランド
  • HAND STITCHシリーズはLot-101(税込32,450円)が基本、Lot-102(税込35,750円)はセンターライン入り
  • Lot-500系はレザーなしの塗装仕上げで、シンプルなスタイルを好むライダー向き
  • サイズはS/M/Lの3展開で帽体は全サイズ共通。迷ったら小さいほうを選ぶ
  • 全モデルSG規格(全排気量対応)だが、高速道路メインならシールドや耳栓の併用を推奨
  • SR400・ハーレー・ネオクラシック系との相性が良く、街乗り〜下道ツーリングで映える
  • HAND STITCHシリーズは月1回の革メンテナンスで3〜5年使える

まずはDIN MARKET公式ストアアンバーピースで全モデルのカラーバリエーションを確認してみてください。可能であれば取扱店で試着して、SHMならではの「スポッと頭に吸い付くフィット感」を体感するのが一番の判断材料になります。

📌 押さえておきたいポイント

SHMは「被る工芸品」とも言える存在です。量産ヘルメットのコスパや機能性とは別軸の価値観で作られたプロダクトなので、「スペックだけで比較すると割高に見えるけど、手に取ると納得する」タイプのヘルメット。まずは一度、実物のレザーの質感とステッチの存在感を見てほしいと思います。

※価格・仕様は2026年6月時点の情報です。最新情報は各メーカー公式サイトでご確認ください。

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この記事を書いた人

ヤマハSR・XSRシリーズを中心に、ヘルメット・バイクウェア・カスタムパーツ・ツーリング情報を発信するバイクメディアです。スペック・価格・使用感を具体的な数値で比較し、バイク選びやギア選びに役立つ情報をお届けしています。

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