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冬革ジャンは寒いを解決|凍えず走れる5本と重ね着術を税込2.9万円から比較

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「冬に革ジャンで走ったら寒すぎて凍えた」「せっかくのお気に入りのライダースを冬は諦めている」——バイク仲間から冬になるとよく聞く悩みです。革ジャンは1年で一番かっこよく決まるアウターなのに、寒さのせいで冬だけ封印してしまうのはもったいない話です。

結論から言うと、冬でも革ジャンで走れます。革は防風性がとても高い素材で、選び方と重ね着さえ押さえれば真冬の朝でも十分に戦えます。ポイントは「裏地・インナーの有無」「襟や袖のすき間対策」「重ね着ぶんを見込んだサイズ選び」の3つです。

この記事では、税込2万9千円台から狙える冬向けの革ジャン5本を価格順に比較し、さらに手持ちの1着を冬仕様に変えるレイヤリング術まで、公式スペックと実売価格をもとにまとめました。買い替えを考えている人も、今ある革ジャンで冬を乗り切りたい人も、自分に合った答えが見つかるはずです。

📌 この記事でわかること

・冬に革ジャンで走ると寒い本当の理由と、気温何度まで戦えるかの目安
・失敗しない冬革ジャン選びの3つのチェックポイント
・税込2.9万円〜7.9万円で選べる冬向け革ジャン5本の価格・素材・プロテクター比較
・手持ちの革ジャンを冬仕様に変える重ね着・電熱インナー術

目次

冬に革ジャンで走ると寒い?気温別に見た本当の実力

冬に革ジャンで走ると寒い?気温別に見た本当の実力の解説画像

革は防風性がトップクラス、でも保温はほぼゼロ

革ジャンが冬に寒いと言われる理由は、革そのものに保温性がほとんどないからです。牛革や羊革は繊維が詰まっていて風をほぼ通さないため、防風性はナイロンのウインタージャケットにも引けを取りません。ところが革は熱をためこむ中綿のような層を持たないので、走行風で表面が冷えると、その冷たさが体に伝わってしまいます。街乗りでの信号待ちや、ツーリングの休憩明けにひんやり感じるのはこのためです。だからこそ、冬は「防風は革に任せて、保温はインナーで足す」という発想が基本になります。裏地のない一枚革のシングルほど、この考え方が効いてきます。

革ジャンで走れる気温の目安は?

裏地なしの一枚革の革ジャンなら、体感で耐えられるのはおおむね気温15度前後までが目安です。ヒートテック系のインナー1枚を足せば10度前後まで、薄手のダウンやフリースを重ねれば5度前後まで下げられます。時速60kmで走ると体感温度は気温よりおよそ7〜8度下がると言われるため、気温10度でも走行中は2〜3度相当の寒さになります。つまり数字だけ見れば真冬は無理そうでも、中に着るものを組み替えれば0度近くまで対応できます。通勤で片道15分の街乗りなのか、丸一日走るツーリングなのかで必要な装備が変わるので、自分の使い方から逆算して選ぶのが失敗しないコツです。

実は寒さの原因は「革」より「すき間」

💡 ライダーメモ

意外と知られていませんが、冬の革ジャンで最初に冷えるのは背中や胸ではなく、襟元・袖口・裾の3つのすき間です。ここから走行風が入り込み、せっかく温めた内側の空気を吹き飛ばしてしまいます。分厚い革に買い替える前に、ネックウォーマーとインナーグローブ、そして裾を絞れる革ジャンを選ぶだけで、体感の寒さは大きく変わります。「保温力アップ」より「すき間封じ」を先に考えるのが、冬を快適に走るコツです。

この視点で見ると、選ぶべきは襟が高く、袖口にアジャスターがあり、裾をベルトやスナップで絞れるモデルです。ライディング向けの革ジャンは前傾姿勢でも背中が出ないよう着丈が長めに作られていることが多く、街用のファッション革ジャンより冬は有利です。まずは手持ちの革ジャンのすき間を点検し、足りない防風を小物で埋めるところから始めましょう。

冬革ジャン選びで失敗しない3つのチェックポイント

裏地・インナーの有無で暖かさは大きく変わる

冬に使うなら、脱着式の中綿インナーや裏地付きのモデルを選ぶと保温の底上げが楽になります。たとえば後述するデイトナのHenlyBegins DL-001は中綿入りのインナーベストが脱着式で、冬は入れて秋春は外すという使い分けができます。一枚革のシングルライダースは軽くて着回しが効く反面、保温は完全にインナー頼みになるため、電熱ベストやダウンを別途用意する前提で考えます。どちらが良い悪いではなく、「ジャケット側で暖かさを持たせたいか」「中で調整したいか」という設計思想の違いです。オールシーズンで1着に絞りたいなら脱着インナー付き、季節ごとに着替えるなら一枚革、と分けて考えると選びやすくなります。

革ジャンのブランドごとの素材や作りの違いをもっと知りたい人は、こちらの比較記事も参考になります。

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防風性は襟・袖・裾のすき間対策で決まる

革ジャン本体の防風は十分でも、開口部の処理が甘いと冬は一気に寒く感じます。チェックしたいのは、襟がフックやスナップで首元を閉じられるか、袖口にベルクロやジッパーのアジャスターがあるか、裾を絞れるかの3点です。ライディング用として設計された革ジャンは、前傾姿勢でも風が入りにくいよう立体裁断されているものが多く、街用の革ジャンとの差が冬に出ます。街乗り中心なら軽さ優先でも構いませんが、高速道路や長距離ツーリングを想定するなら、すき間を閉じられる構造かどうかを必ず確認しましょう。プロテクターポケットの有無と合わせて見ておくと、安全面でも後悔しにくくなります。

サイズは重ね着ぶんの余裕を見て選ぶ

⚠️ よくある失敗:ジャストサイズを買って冬に着ぶくれで動けない

春や秋のTシャツやシャツでジャストサイズのMを選んだところ、冬にダウンインナーを重ねたら胸まわりがパツパツで腕が上がらず、ハンドルが遠く感じた——という失敗はよく聞きます。革ジャンは伸びない素材なので、重ね着ぶんの余裕がないと冬に一気に窮屈になります。対策は、冬メインで使うなら普段のサイズから1つ上を試着すること、そして必ず厚手のインナーを着た状態で袖を上げ、前傾姿勢を取ってみることです。ネット通販で買う場合も、身幅と着丈の実寸をインナー込みで検討しましょう。

逆に、革は着込むほど体になじんで伸びる性質もあるため、大きすぎるサイズは走行中にバタついて防風性を損ないます。目安として、厚手のインナー1枚を着た状態で拳が1つ入るくらいのゆとりが、暖かさと動きやすさのバランスが取りやすいラインです。試着できる店舗があるなら、冬に着る予定のインナーを持ち込んで合わせるのが確実です。

予算3万円台までで買える冬向け革ジャン3本

予算3万円台までで買える冬向け革ジャン3本の解説画像

コミネ LJ-534:2万円台で本革プロテクター付きの入門機

🏍 スペック情報
商品名LJ-534 シングルライダースレザージャケット
メーカーコミネ(KOMINE)
価格29,680円〜(税込・最安)
素材バッファロー(水牛)レザー
サイズS/M/L/XL/2XL/3XL
プロテクター肩・肘・背中にCE規格(胸部オプション)

とにかく本革のライダースを安く手に入れたいなら、コミネのLJ-534が有力候補です。最安で税込29,680円ながら水牛レザーを使い、肩・肘・背中にCE規格プロテクターを標準装備しています。安全装備が最初から入っているのは、プロテクター別売りが多い価格帯では珍しいポイントです。裏地は薄いので保温は完全にインナー頼みになりますが、防風の効いた本革シェルとして割り切れば、冬はヒートテック+薄手ダウンでしっかり戦えます。使い方としては、通勤や街乗りでガシガシ使い倒す1着目に向いています。注意点は、水牛レザーは新品時が硬めで、体になじむまで数週間かかること。最初のうちは肩まわりの突っ張りを感じやすいので、着込んで育てる前提で選びましょう。

デイトナ HenlyBegins DL-001:脱着インナーでオールシーズン対応

🏍 スペック情報
商品名HenlyBegins DL-001 シングルライダースジャケット
メーカーデイトナ(DAYTONA)
価格29,700円(税込・標準価格)
素材牛革(COW)
インナー中綿入りインナーベスト脱着式
機能表面はっ水加工・オールシーズン対応

冬の暖かさをジャケット側で確保したいなら、デイトナのHenlyBegins DL-001がバランスに優れます。税込29,700円で牛革を使い、中綿入りのインナーベストが脱着式なので、寒い日は入れて暖かい日は外すという調整が1着で完結します。表面にはっ水加工が施されているため、冬の小雨や雪まじりの日でも革へのダメージを抑えやすいのも利点です。使い方としては、秋から春まで通して1着で済ませたいライダーや、収納場所を増やしたくない人に向いています。デメリットは、インナーベストの中綿は真冬の高速巡航には力不足で、氷点下に近い環境では電熱や薄手ダウンの追加が欲しくなる点です。価格・素材・機能のバランスを重視する人の、堅実な選択肢と言えます。公式の仕様はデイトナ公式サイトで確認できます。

DEGNER 13WJ-1C:羊革のしなやかさで着心地重視の1着

🏍 スペック情報
商品名13WJ-1C シープレザージャケット
メーカーDEGNER(デグナー)
価格39,600円(税込)
素材羊革(シープスキン)
サイズM/L/LW/XL/XLW
プロテクター肩・肘・背中

硬い革が苦手で、着た初日からしなやかに動きたい人にはDEGNERの13WJ-1Cが合います。税込39,600円で、牛革より柔らかい羊革(シープスキン)を使っているため、体へのなじみが早く、前傾姿勢での肩や肘の突っ張りが出にくいのが特徴です。ワッペンとラインをすべてブラックで統一したヴィンテージ調のデザインで、バイクを降りたあとの街着としても浮きません。肩・肘・背中にプロテクターを備え、安全面も押さえています。使い方としては、街乗りやカフェ巡り、写真映えを意識したツーリングなど、見た目と着心地を両立させたいシーンに向きます。注意点は、羊革は牛革より薄く傷や摩耗に弱い傾向があるため、擦れやすい場所での取り回しには気を配りたいところです。仕様はDEGNER公式サイトに掲載されています。

本格防寒とプロテクションで選ぶ上級革ジャン2本

KADOYA EURUS:1935年創業の老舗が作る定番シングル

🏍 スペック情報
商品名EURUS(ユーラス) No.1636
メーカーKADOYA(カドヤ)
価格63,800円〜(税込・最安)
タイプシングルライダース
サイズS/M/L/LL/3L/4L(3L・4Lは+3,000円)
プロテクター肩・肘・背中パッド用ポケット、胸部プロテクター用ベルクロ

長く付き合える定番のシングルライダースを探すなら、KADOYAのEURUSが候補に挙がります。1935年創業の老舗ブランドで、税込63,800円からと価格は上がりますが、肩・肘・背中のパッド用ポケットと胸部プロテクター用のベルクロを備え、安全装備を後から自分好みに組める設計です。サイズがSから4Lまで幅広く、体格を選ばず合わせやすいのも老舗ならではの強みです。使い方としては、毎日乗る相棒として長期で使い込みたい人、革を育てる楽しみを味わいたい人に向いています。注意点は、シングルは一枚革で裏地が薄いため、真冬はインナーでの保温が前提になること。定番ゆえに人気サイズは品薄になりやすいので、シーズン前の確保がおすすめです。

KADOYAのデザインが気になる人は、街での見え方を掘り下げたこちらの記事も読んでみてください。

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HYOD NEO-MINERVA:D3O標準装備で「レザーは冬寒い」を覆す1本

🏍 スペック情報
商品名NEO-MINERVA D3O ST-X LEATHER JAC
メーカーHYOD(ヒョウドウ)
価格79,750円(税込)
素材牛革(ST-X 防水透湿レザー)
プロテクターD3O(肩・肘標準、背中・胸部オプション)
特徴防水透湿レザー、防寒ライナー対応モデルあり

安全性と防寒を最優先するなら、HYODのNEO-MINERVA D3O ST-Xが上位に来ます。税込79,750円と本記事で最も高価ですが、柔らかく衝撃時に硬化するD3Oプロテクターを肩・肘に標準装備し、背中・胸部もオプションで追加できます。ST-Xは防水透湿性を持たせたレザーで、冬の雨や雪でも中を濡らしにくく、革の弱点である水濡れをカバーしているのが強みです。HYODは着脱式の防寒ライナーを備えたウインター向けレザーもラインアップしており、「レザーは冬寒い」の常識を覆す方向で作られています。使い方としては、高速道路を含む長距離ツーリングや、天候が読みにくい季節の相棒に向きます。注意点は価格の高さと、保護性能を重視した作りゆえに軽い普段着感覚のシングルより重厚になること。最新の仕様はHYOD公式サイトで確認してください。

冬向け革ジャン5本の価格・素材・特徴まとめ比較

ここまでの5本を、価格と素材、冬向けの強みで並べると違いがはっきりします。以下は当編集部「バイク乗りのミーティング調べ」で、各公式・実売情報をもとに整理した比較表です。

モデル 税込価格 素材 冬向けの強み
コミネ LJ-534 29,680円〜 水牛レザー 最安でCE規格プロテクター標準
デイトナ DL-001 29,700円 牛革 中綿インナーベスト脱着式
DEGNER 13WJ-1C 39,600円 羊革 柔らかく着心地重視
KADOYA EURUS 63,800円〜 牛革 老舗の定番、サイズ展開が広い
HYOD NEO-MINERVA 79,750円 牛革(防水透湿) D3O標準+防水で全天候対応

価格で選ぶなら3万円前後の2本、着心地なら羊革のDEGNER、長く使う定番ならKADOYA、安全と全天候性ならHYODという住み分けです。自分がどのシーンで一番使うかを軸にすると、迷いが減ります。

手持ちの革ジャンを冬仕様に変える重ね着・インナー術

肌に触れるベースレイヤーで汗冷えを防ぐ

冬の重ね着で最初に整えたいのは、肌に直接触れるベースレイヤーです。おすすめは、汗を素早く吸って乾かす化繊やメリノウールのインナーで、綿の肌着は汗を吸ったまま乾かず、走行風で一気に体温を奪うため冬には不向きです。ワークマンやユニクロの吸湿発熱インナーは1,000〜2,000円前後で手に入り、コストを抑えて底上げできます。使い方としては、街乗りならこれ1枚で十分なことも多く、ツーリングなら次のミッドレイヤーと組み合わせます。注意点は、発熱インナーは汗をかくシーンでは逆に湿って冷える場合があること。渋滞や登坂で汗ばむ人は、吸汗速乾を重視したタイプを選ぶと失敗しにくくなります。

薄手ダウンやフリースのミッドレイヤーで空気の層を作る

保温の主役になるのが、ベースレイヤーと革ジャンの間に入れるミッドレイヤーです。薄手のインナーダウンやフリースは、生地の間に暖かい空気の層を作り、革の防風性と組み合わせることで保温力が一気に上がります。選ぶ基準は、革ジャンの中でごわつかない薄さと、腕を上げても突っ張らないストレッチ性です。登山用の本格インナーダウンは軽くて暖かく、真冬のツーリングでも通用します。使い方としては、朝晩の冷え込みが強い日や、標高の高い峠を走る日に効果を発揮します。注意点は、着ぶくれで革ジャンがパツパツにならないよう、ジャケットのサイズに余裕を持たせておくこと。前章のサイズ選びと合わせて考えるのがコツです。冬の防寒レイヤリング全体の組み方は、こちらの記事で詳しく整理しています。

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電熱インナーで氷点下でも革ジャンのまま走る

🏍 スペック情報
商品名RSU637 e-HEAT インナージャケット
メーカーRSタイチ(RS TAICHI)
価格22,880円(税込・定価)
温度調節強/中/弱の3段階
給電専用バッテリー/車両バッテリー

氷点下に近い環境でも革ジャンで走りたいなら、電熱インナーが答えになります。RSタイチのRSU637 e-HEATインナージャケットは税込22,880円で、防風生地と立体パターンを採用し、強・中・弱の3段階で温度を切り替えられます。専用バッテリー給電のほか車両バッテリーからの給電にも対応し、長時間のツーリングでも充電切れを気にせず使えます。革ジャンは防風性が高いので電熱の熱を逃がしにくく、電熱インナーとの相性は良好です。使い方としては、真冬の高速巡航や早朝の出発など、重ね着だけでは足りない場面で真価を発揮します。注意点は、バッテリー式は連続使用で数時間ほどしか持たないモデルもあるため、日帰りロングでは車両給電も検討したいところです。

首・手首・裾のすき間を小物で封じる

ジャケットとインナーを整えたら、最後は開口部の防風です。ネックウォーマーで首元を、インナーグローブやガントレット型グローブで手首を、そして裾を絞ることで、走行風の侵入を大きく減らせます。首元は太い血管が通っていて冷えると全身の体感温度が下がるため、優先度の高いポイントです。使い方としては、街乗りならネックウォーマー1枚追加するだけでも体感がかなり変わり、高速ではブレスガード付きのフェイスマスクまで足すと快適です。注意点は、防寒を厚くしすぎると首が回らずリアの確認がしづらくなること。安全確認の動きを妨げない範囲で、薄手でも風を通さない素材を選ぶのが賢い組み方です。

シーン別に見る冬革ジャンの使い分け

街乗り:軽さと着回しやすさを優先

片道30分以内の街乗りが中心なら、重装備は不要です。一枚革のシングルに吸湿発熱インナーとネックウォーマーを足すだけで、多くの日は快適に走れます。信号待ちや短い停車が多い街中では、着脱のしやすさや歩いたときの動きやすさも重要なので、着ぶくれしない軽い装備が向いています。コミネLJ-534やDEGNER 13WJ-1Cのような取り回しの良いシングルが好相性です。注意点は、街乗りでも朝晩の冷え込みは強いため、薄手のインナーダウンを1枚バッグに忍ばせておくと、急な冷え込みや夜の帰宅時に安心です。バイクを降りてカフェや買い物に立ち寄る際も、革ジャンならそのまま街に馴染みます。

ツーリング:保温と天候変化への備えを厚めに

丸一日走るツーリングでは、気温や天候の変化に対応できる装備が必要です。ベースレイヤー+薄手ダウン+革ジャンの3層を基本に、冷え込む日は電熱インナーを追加します。防水透湿レザーのHYOD NEO-MINERVAや、はっ水加工のデイトナDL-001のように、雨に強いモデルだと天候が崩れても安心感があります。使い方としては、標高差のある峠や、朝出発・夜帰宅で寒暖差が大きい行程で、脱ぎ着で調整できる重ね着が効きます。注意点は、走行中に暑くなったとき脱いだ中間着の収納場所を確保しておくこと。シートバッグやサイドバッグがあると、温度調整が一気に楽になります。

通勤・通学:濡れと汗のダブル対策がカギ

毎日乗る通勤・通学では、雨と汗の両方への対策が快適さを左右します。はっ水加工や防水レザーのモデルを選び、中は乾きやすいベースレイヤーでまとめると、朝の通勤で汗ばんでも帰りに汗冷えしにくくなります。デイトナDL-001のようにインナーを脱着できるモデルは、気温が上がる日中との寒暖差にも対応しやすく便利です。使い方としては、短時間でも毎日繰り返すからこそ、着脱の速さと手入れのしやすさが効いてきます。注意点は、通勤ルートに駐輪時間が長い場所がある場合、革ジャンだけでは体が冷え切ってから走り出すことになるため、電熱や厚手インナーで走り出しの寒さをカバーすると楽になります。

高速道路:防風とプロテクションを最優先

高速道路を使うなら、防風性とプロテクションを最優先に考えます。時速100kmでは体感温度が大きく下がるため、襟・袖・裾をしっかり閉じられる革ジャンに、電熱インナーを組み合わせるのが現実的な解です。プロテクターはD3Oのような高性能タイプを備えたHYOD NEO-MINERVAのようなモデルが安心感を高めてくれます。使い方としては、長距離を一定速度で流す高速巡航で、防風とプロテクションの両立が効いてきます。注意点は、高速では風のバタつきでジャケットがめくれやすいため、フィット感と裾の固定を必ず確認すること。ゆるいサイズは防風性が落ちるので、高速中心なら体に合った1着を選びましょう。

革ジャンで冬にやりがちな失敗と対策

雨で濡らして硬化・シミを作ってしまう

⚠️ よくある失敗:濡れた革を放置してゴワゴワに

冬の帰り道に小雨に降られ、濡れた革ジャンをそのままハンガーにかけて放置したら、翌日には表面が硬くなり白いシミが浮いた——という失敗はよくあります。革は水分が抜ける過程で油分も一緒に抜け、硬化やシミの原因になります。対策は、濡れたら柔らかい布で水気を拭き取り、風通しの良い日陰で陰干しすること。乾いたあとにレザー用クリームで油分を補えば、硬化をかなり防げます。直射日光やドライヤーの熱風は革を縮ませるので厳禁です。

そもそも濡らさない工夫も大切です。はっ水加工されたモデルを選ぶ、防水スプレーを定期的にかける、雨予報の日はレインウェアを携行する、といった備えで革へのダメージを減らせます。防水透湿レザーのモデルなら、多少の雨は気にせず走れるので、天候が読みにくい冬は選択肢に入れる価値があります。

汗をかいて中で冷える「汗冷え」にやられる

もう一つ多いのが、着込みすぎて汗をかき、その汗が冷えて逆に寒くなる汗冷えです。防風性の高い革ジャンは熱がこもりやすく、渋滞や登坂で汗ばむと、走り出した瞬間に汗が冷えて体温を奪います。対策は、綿の肌着を避けて吸汗速乾のベースレイヤーを使うこと、そして温度調整できる重ね着にすることです。電熱インナーなら弱に切り替えるだけで発熱量を落とせるので、汗冷え対策としても有効です。使い分けとしては、汗をかきやすい人ほど「暖かさマックス」ではなく「調整できる装備」を選ぶのが正解になります。

洗えない革を汚れたまま放置してしまう

革ジャンは家庭の洗濯機で洗えないため、汚れや汗ジミを放置しがちです。しかし皮脂や汗が残ると革が傷み、独特のニオイの原因にもなります。対策は、シーズン中は乾いた布で表面を拭く習慣をつけ、シーズンオフ前にレザー用クリーナーとクリームで手入れをすること。保管は型崩れしにくい厚手のハンガーにかけ、湿気の少ない場所で通気を確保します。ビニールカバーに密閉するとカビの原因になるので、不織布のカバーが向いています。日頃の手入れが、革ジャンを何年も良い状態で使い続けるいちばんの近道です。

まとめ:冬革ジャンは選び方と重ね着で快適になる

冬に革ジャンで走るのは無理ではありません。革は防風性が高い一方で保温はほぼゼロという性質を理解し、「防風は革、保温はインナー」で役割分担すれば、真冬でもお気に入りの1着で走れます。買い替えるなら、裏地・インナーの有無、襟や袖のすき間対策、重ね着ぶんを見込んだサイズ選びの3点をチェックしましょう。手持ちの革ジャンを活かすなら、ベースレイヤー・ミッドレイヤー・電熱インナーの重ね着と、首・手首・裾のすき間封じが効きます。

本記事で紹介した5本と防寒アイテムのポイントを、最後に整理しておきます。

  • とにかく安く本革を試すなら、税込29,680円〜でプロテクター標準のコミネLJ-534
  • 1着でオールシーズン対応したいなら、脱着インナー付きのデイトナHenlyBegins DL-001(税込29,700円)
  • 柔らかい羊革で着心地を取るなら、DEGNER 13WJ-1C(税込39,600円)
  • 長く使う定番のシングルなら、老舗KADOYAのEURUS(税込63,800円〜)
  • 安全と全天候性を最優先するなら、D3O標準+防水透湿のHYOD NEO-MINERVA(税込79,750円)
  • 氷点下でも革ジャンで走るなら、電熱インナーのRSタイチe-HEAT(税込22,880円)を追加

最初の一歩としては、まず今ある革ジャンに吸湿発熱インナーとネックウォーマーを足して、近所を一周してみてください。それで足りなければ薄手ダウンや電熱インナーを、根本から冬対応にしたければ脱着インナー付きや防水レザーへの買い替えを検討する、という順番が無駄のない進め方です。自分の走り方に合った装備を選んで、冬もかっこよく革ジャンで走りましょう。

※本記事の価格・仕様は2026年7月時点の情報です。最新の価格・在庫は各メーカー公式サイトや販売店でご確認ください。

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この記事を書いた人

ヤマハSR400・XSRシリーズを中心に、バイクの魅力を発信するライダー。カスタム情報やツーリングスポット、メンテナンスのコツまで、バイクに乗る楽しさを共有しています。これからバイクを始めたい方にも役立つ情報をお届けします。

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