「ジーロットのヘルメットって、安いのに軽いって本当?」「ネオクラシックなバイクに合うデザインが多いけど、安全性は大丈夫なの?」——SR400やXSRのようなクラシック系に乗っていると、一度は気になるブランドがジーロット(ZEALOT)です。カーボンハイブリッド製法の軽さと、1万円台から狙える価格のバランスで、ここ数年ツーリング仲間の間でも話題に上がる機会が増えました。
結論から言うと、ジーロットは「軽さ」と「価格」で選ぶブランドです。ジェットで約800g、フルフェイスでも約1,200gという数値は、同価格帯の国産・海外ブランドと並べても軽い部類に入ります。そのぶんインナーシールドの有無やサイズ感にクセもあるので、モデルごとの違いを知って選ぶのが失敗しないコツです。
この記事では、ジーロットの主要6モデルを重量・価格・安全規格で横並びに比較しながら、フルフェイス・ジェット・オフロードのどれを選べばいいか、シーン別の使い分けまで解説します。サイズ選びでよくある失敗と対策もまとめたので、購入前のチェックリストとして使ってください。
・ジーロット(ZEALOT)というブランドの正体と、軽さの秘密であるカーボンハイブリッド製法
・フルフェイス・ジェット・オフロード全6モデルの重量・価格・SG規格の比較
・小柄な人・女性でも合うモデルと、サイズ選びで失敗しないコツ
・街乗り・ツーリング・通勤・高速のシーン別おすすめモデル
ジーロット(ZEALOT)ヘルメットとはどんなブランドか
まずはブランドの全体像を押さえておきましょう。ジーロットは「聞いたことはあるけれど、どこの会社?」となりがちなブランドです。ここを理解しておくと、なぜ軽くて安いのかが腑に落ちます。
ジーロットは日本のゴッドブリンクが手がけるヘルメットブランド
ジーロット(ZEALOT)は、日本のゴッドブリンク(godblinc)が展開するバイク用ヘルメットブランドです。ネオヴィンテージ・クラシック系のバイクに合うデザインを軸に、フルフェイス・ジェット・オフロードまで幅広く揃えているのが特徴です。企画・デザインを国内で行い、価格を抑えつつカーボンなどの素材を採用している点が、同価格帯の量販ブランドとの違いになります。SR400やXSR、ハーレー、カブ系など、ネオクラの車体に合わせやすいシルエットとカラーが多く、ツーリング先で見かける機会も増えました。デメリットを挙げるなら、アライやショウエイのような大手ほど販売店が多くないため、実店舗での試着チャンスが限られること。通販で買う人が多いぶん、後述するサイズ選びが重要になります。一次情報はゴッドブリンク公式サイト(godblinc.com)で確認できます。
価格帯は1万円台〜4万円台|同クラスより軽いのが売り
ジーロットの価格帯は、ジェットの約10,780円(税込)から、カーボンハイブリッドのフルフェイスで約44,880円(税込)までと幅があります。ボリュームゾーンは2〜3万円台で、この価格でカーボンハイブリッド帽体が手に入るのが最大の武器です。たとえばジェットのFlyboyJet2は約800g(税込25,080円)、フルフェイスのNV Road Racer2は約1,200g(税込35,835円)と、同価格帯の他ブランドと並べても軽い部類に入ります。街乗りやショートツーリングで「首や肩が疲れにくい」と感じやすい重量帯です。注意点として、同じモデルでもFRP製とカーボンハイブリッド製で価格が1万円以上変わることがあるため、購入時は素材と価格を必ずセットで確認しましょう。カラーグラフィックモデルは無地より数千円高くなる傾向があります。
まずは全6モデルを重量・価格で俯瞰する(バイク乗りのミーティング調べ)
細かい解説に入る前に、主要6モデルを一覧で比べておきましょう。下の表は各モデルの公式・正規販売店の情報をもとに、バイク乗りのミーティングが重量・価格・タイプで整理したものです。数値はカーボンハイブリッドや標準グレードを基準にしています。用途(フルフェイス/ジェット/オフロード)と重量を軸に、自分の使い方に近いモデルを絞り込む出発点にしてください。価格は販売店やカラーで変動するため、最終確認は各公式・販売ページで行うのが確実です。
| モデル | タイプ | 重量 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| NV Road Racer2 | フルフェイス | 約1,200g | 35,835円 |
| BullRaider2 | フルフェイス(バイザー付) | 約1,300g | 44,880円 |
| FlyboyJet2 | ジェット | 約800g | 25,080円 |
| NV InnerShield Jet | ジェット(シールド内蔵) | 約950g | 10,780円 |
| JillRide2 | ジェット(小柄・女性向け) | 約1,050g | 18,480円 |
| MadJumper2 | オフロード | 約1,100〜1,250g | 約21,000〜35,000円 |
ジーロットのヘルメットが軽い理由|カーボンハイブリッド製法の中身
ジーロットを語るうえで外せないのが「軽さ」です。なぜこの価格でこの軽さが実現できるのか、素材の話を少し掘り下げます。仕組みを知っておくと、モデル選びで納得感が変わります。
表面カーボン+内側ファイバーグラスの二層構造とは
ジーロットの上位モデルは「カーボンハイブリッド」と呼ばれる製法を採用しています。これは帽体の表面に本物のカーボンを、内側にファイバーグラス(FRP)を組み合わせた二層構造です。カーボンは軽くて剛性が高い一方、単体だと高コストになりがちですが、内側をファイバーグラスにすることで強度を保ちつつ価格を抑えられます。結果として、フルフェイスのNV Road Racer2で約1,200g、ジェットのFlyboyJet2で約800gという軽さにつながっています。フルフェイスの一般的な重量が1,400〜1,600g前後であることを考えると、200g以上の差は長距離で効いてきます。注意したいのは、同じモデル名でもFRP単体版が用意されている場合があること。カーボンハイブリッド版のほうが軽いぶん価格は上がるので、軽さ目当てなら素材表記を必ず確認しましょう。
200gの差が首・肩に効くのはどんな場面か
「たかが200g」と思うかもしれませんが、この差が体感に出るのは長時間・高速域です。首の上に載る重量は、走行風や振動で実際の数値以上に負担として感じられます。片道2時間を超えるツーリングや、100km/h前後で流す高速巡航では、軽いヘルメットのほうが首の疲労が明らかに少なくなります。街乗り中心の30分程度なら差は感じにくいものの、渋滞で信号待ちが多い通勤では、停車のたびに頭を支える回数が増えるため軽さがじわじわ効きます。逆にオフロードやジムカーナのように頭を頻繁に振る用途では、軽さがそのまま取り回しの良さになります。ただし軽さだけを追うと帽体が小さめの設計になりがちで、フィット感や静粛性とのトレードオフがある点は頭に入れておきましょう。

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意外と知られていない「軽い=静かではない」という事実
軽いヘルメットは「疲れにくい」反面、帽体が薄く軽い素材ほど風切り音を拾いやすい傾向があります。ジーロットのジェットも例外ではなく、静粛性を重視するなら耳栓やインカムの併用が現実的です。軽さと静けさは別モノ、と割り切って選ぶのが後悔しないコツです。
ヘルメット選びで「軽い=快適」と思い込むと、静粛性で肩透かしを食らうことがあります。実は軽量モデルほど帽体がコンパクトで、風の巻き込みや音の侵入は起きやすいのが現実です。特にジェットタイプは構造上どうしても風切り音を拾います。ジーロットのジェットを選ぶなら、高速を多用する人はインカムや耳栓をセットで考えておくと満足度が上がります。逆に静粛性を最優先するなら、後述のフルフェイス(BullRaider2やNV Road Racer2)のほうが向いています。軽さは魅力ですが、それが万能ではないと理解して選ぶことが、返品や買い直しを防ぐ近道です。
フルフェイス2モデルを重量・価格・機能で徹底比較
ここからは具体的なモデルに踏み込みます。まずはフルフェイスの2枚看板、NV Road Racer2とBullRaider2。どちらもカーボンハイブリッドですが、狙いどころが違います。
NV Road Racer2|約1,200gのネオクラ向けフルフェイス
| 商品名 | NV Road Racer2 CARBON HYBRID |
| メーカー | ジーロット(ZEALOT/ゴッドブリンク) |
| 価格 | 35,835円(税込) |
| 重量 | 約1,200g |
| 規格・サイズ | SG規格/M(57-58cm)・L(59-60cm) |
| 特徴 | 表面カーボン+内側ファイバーグラスの二層構造 |
NV Road Racer2は、ネオクラシックな車体に合うクラシカルなシルエットを持ちながら、約1,200gと軽量に仕上げたフルフェイスです。帽体は表面カーボン+内側ファイバーグラスのカーボンハイブリッドで、税込35,835円という価格でこの構造が手に入るのが強みです。SR400やXSR、Wシリーズのような空冷ネイキッドに、ゴツすぎないフルフェイスを合わせたい人にぴったりです。片道1〜2時間のツーリングでも首が疲れにくく、フルフェイスの安心感とクラシックな見た目を両立できます。注意点は、公式のサイズ展開がM・L中心で、頭が小さい人や大きい人は選択肢が限られること。インナーシールドは非搭載なので、日差し対策はミラーシールドやサングラスで補う前提で考えましょう。
BullRaider2|インナーバイザー内蔵で日差しに強い上位機
| 商品名 | BullRaider2 CARBON HYBRID STD |
| メーカー | ジーロット(ZEALOT/ゴッドブリンク) |
| 価格 | 44,880円(税込) |
| 重量 | 約1,300g |
| 規格・サイズ | SG規格/XS(54cm)〜XL(61-62cm) |
| 特徴 | インナーサンバイザー内蔵・カーボンハイブリッド |
BullRaider2は、NV Road Racer2の上位に位置づけられるカーボンハイブリッドのフルフェイスです。最大の違いはインナーサンバイザーを内蔵していること。ワンタッチで下ろせる内蔵バイザーがあると、トンネルの出入りや西日でいちいちシールドを替える手間が省けます。重量は約1,300gとバイザー内蔵ぶん少し増えますが、それでもフルフェイスとしては軽量です。サイズもXS〜XLと幅広く、NV Road Racer2で合わなかった小柄・大柄な人にも対応しやすいのが利点。価格は税込44,880円とジーロットの中では高価な部類ですが、日差し対策と快適性を重視するツーリングライダーには投資価値があります。注意点は、インナーバイザーの構造ぶん帽体内部がわずかに狭く感じる場合があること。メガネ併用の人は試着かサイズ確認をおすすめします。
| NV Road Racer2が向く人 | BullRaider2が向く人 |
|---|---|
| とにかく軽さ重視 価格を抑えたい クラシックな見た目優先 日差しはサングラスで対応 |
インナーバイザーが欲しい サイズ選択肢が多い方がいい 長距離ツーリングが多い 予算より快適性を優先 |
フルフェイスはどちらを選ぶべきか
結論として、価格と軽さを優先するならNV Road Racer2、日差し対策と快適性を取るならBullRaider2です。両者の価格差は約9,000円。この差を「インナーバイザー代」と考えると分かりやすいでしょう。トンネルが多い山間ツーリングや、朝夕の逆光を頻繁に走る人は、バイザーの有無が快適性を大きく左右するのでBullRaider2が有利です。一方、街乗り中心でサングラスやミラーシールドで十分という人は、軽くて安いNV Road Racer2で必要十分です。どちらも共通してSG規格に適合しており、日本国内での使用に必要な安全基準は満たしています。サイズで迷ったら、選択肢の多いBullRaider2のほうが合わせやすい点も判断材料になります。見た目の好みも大切なので、カラー展開もあわせてチェックしてください。
ジェット3モデルの違い|800gの軽量から女性向けまで
ジーロットの真骨頂とも言えるのがジェットです。軽量なFlyboyJet2、コスパのNV InnerShield Jet、小柄向けのJillRide2。キャラクターがはっきり分かれるので、用途で選びましょう。
FlyboyJet2|約800gのクラス最軽量級ジェット
| 商品名 | FlyboyJet2 CARBON HYBRID |
| メーカー | ジーロット(ZEALOT/ゴッドブリンク) |
| 価格 | 25,080円(税込) |
| 重量 | 約800g |
| 規格・サイズ | SG規格/M・L・XL |
| 特徴 | BELL500タイプの縦長シェル・カーボンハイブリッド |
FlyboyJet2は、約800gという軽さが自慢のジェットヘルメットです。帽体はカーボンハイブリッドで、往年のBELL500を思わせる縦に長いシェル形状が特徴。頭でっかちに見えにくいシルエットで、SR400やハーレー、旧車系との相性が抜群です。税込25,080円と、カーボンハイブリッドのジェットとしては手が届きやすい価格帯です。約800gは首への負担が小さく、街乗りやショートツーリングで「かぶっている感覚が薄い」と感じられる軽さです。注意点は、軽量ジェットゆえに高速では風の巻き込みと風切り音が出やすいこと。純正でシールドは付かないため、別途シールドやゴーグルの用意が必要です。開放感を楽しみたいクラシックライダー向けの一枚と言えます。

「レトロなジェットヘルメットが欲しいけど、どれを選べばいいか分からない」「見た目はかっこいいけど、安全性は大丈夫?」——バイクのスタイルに合うヘルメットを探して…
NV InnerShield Jet|約1万円でシールド内蔵のコスパ番長
| 商品名 | NV InnerShield Jet |
| メーカー | ジーロット(ZEALOT/ゴッドブリンク) |
| 価格 | 10,780円(税込) |
| 重量 | 約950g |
| 規格・サイズ | SG規格/XS〜L(54〜60cm) |
| 特徴 | インナーシールド内蔵・脱着可能内装・ABS帽体 |
NV InnerShield Jetは、税込10,780円という価格でインナーシールドを内蔵した、コスパ重視の人に刺さるジェットです。帽体はABS(強化プラスチック)で、カーボンモデルより重い約950gですが、それでも一般的なジェットとしては標準的な重量。ワンタッチで下ろせる内蔵シールドがあるので、別売シールドを買い足す必要がなく、トータルコストを抑えられます。センターパッド・チークパッドが脱着可能で、洗って清潔に保てるのも実用的です。ネオヴィンテージ系の車体に合うデザインで、通勤・通学からショートツーリングまで幅広くこなします。注意点は、ABS帽体ゆえカーボンモデルほどの軽さや高級感はないこと。まず1つジーロットを試したい人、サブヘルメットが欲しい人の入門モデルとして最適です。
JillRide2|XS(54cm)から選べる小柄・女性向けジェット
「頭が小さいから」と普通のジェットのSサイズ(55-56cm)を通販で買ったら、頬がスカスカで走行中に風切り音が鳴り止まなかった——という声は少なくありません。頭囲54cm前後の人は、そもそもの帽体が小さいJillRide2のようなモデルを選ぶほうがフィットします。「Sサイズ=小さい」ではなく、帽体設計そのものを見るのが正解です。
JillRide2は、頭囲54cmのXSから選べる、小柄な人や女性を想定したコンパクトなジェットです。帽体はポリカーボネイト+特殊プラスチックで、重量は約1,050g、税込18,480円。インナーシールドを内蔵し、白フレームのパイロット風シールドがレトロな雰囲気を演出します。ポイントは帽体そのものが小さめに設計されていること。一般的なジェットのSサイズでも頬が余ってしまう人でも、頭にしっかり収まりやすいのが利点です。センター・チークパッドは脱着可能で、髪型が崩れにくいよう内装にも配慮されています。カブやSR、原付二種での通勤・街乗りに合わせやすいサイズ感です。注意点は、大きめの頭には対応しない(上限Mサイズ)ため、頭囲58cmを超える人は別モデルを選ぶ必要があること。小顔・小頭で悩んできた人には有力な候補です。
オフロードならマッドジャンパー2|FRPとカーボンの違い
ジーロットはオンロードだけでなく、本格オフロードヘルメットも手がけています。それがマッドジャンパー2。世界的なエンデューロレースでも使われる実力派です。
MadJumper2|SG規格+MFJ公認の本格オフロード
| 商品名 | MadJumper2 |
| メーカー | ジーロット(ZEALOT/ゴッドブリンク) |
| 価格 | FRP版 約21,000〜23,000円/カーボン版 約33,000〜35,000円(税込) |
| 重量 | FRP版 約1,250g/カーボン版 約1,100g |
| 規格・サイズ | SG規格・MFJ公認/S〜XXL |
| 特徴 | FRP版とカーボンハイブリッド版の2種を用意 |
MadJumper2は、ジーロットのオフロード用フラッグシップです。SG規格に加えてMFJ公認を取得しており、モトクロスやエンデューロなどの競技でも使える本格モデルです。帽体はFRP版とカーボンハイブリッド版の2種類が用意され、FRP版は約1,250gでコスト重視、カーボンハイブリッド版は約1,100gと軽く仕上がっています。転倒時の強度を意識したリブ加工が施され、林道ツーリングから本格レースまで対応します。ゴーグルは別途用意する前提で、バイザー付きのオフロードらしいスタイルが特徴です。注意点は、オフロード形状ゆえに高速道路では風の抵抗を受けやすく、長時間のオンロード巡航には不向きなこと。林道やゲレンデ、フラットダートを走る人向けの一枚です。予算で迷うなら、まずFRP版から入るのが現実的です。
FRP版とカーボンハイブリッド版、どちらを選ぶ?
結論は「頭を振る量と予算」で決めます。FRP版は約1,250g・2万円台前半で、たまの林道ツーリングやファンライド中心なら十分な性能です。一方、カーボンハイブリッド版は約1,100gと約150g軽く、頭を頻繁に振るモトクロスやエンデューロでは、その軽さが首の疲労軽減とクイックな動きに直結します。価格差は1万円強。「週末に林道を軽く流す程度」ならFRP版、「本格的に競技やハードなオフロードをやる」ならカーボン版が向いています。どちらもSG規格・MFJ公認は共通なので、安全基準の面では差はありません。オフロードは転倒が前提のジャンルなので、迷ったら軽さより先にサイズのフィット感を優先してください。あごひもとチークパッドがしっかり効くサイズを選ぶのが、いざという時の安全につながります。
オフロード用ヘルメットを街乗りで使うときの注意
MadJumper2のようなオフロードヘルメットを普段の街乗りに使う人もいますが、いくつか割り切りが必要です。まず、バイザーが風を受けるため、高速や幹線道路では首に負担がかかりやすくなります。次に、ゴーグル前提の設計なので、シールド付きに比べて防風・防塵で一手間かかります。逆にメリットもあり、視界が広く開放感があること、そしてオフロードスタイルがスクランブラーやトラッカー系の車体によく似合うことです。街乗り8割・林道2割のような使い方なら十分実用的ですが、高速主体の人にはオンロード用ジェットやフルフェイスのほうが快適です。用途の比率を考えて、無理なく使える範囲かを見極めましょう。ゴーグルは曇り止め加工のあるものを選ぶと、信号待ちのストレスが減ります。
安全規格とサイズ選びで失敗しないコツ
どのモデルを選ぶにしても、避けて通れないのが安全規格とサイズの話です。ここを外すと、せっかくのヘルメットが台無しになります。通販中心のジーロットだからこそ、しっかり押さえましょう。
ジーロットのSG規格・PSCマークはどういう意味か
ジーロットのヘルメットは、いずれもSG規格に適合しています。SG(Safety Goods)は製品安全協会が定める安全基準で、対人賠償の補償制度も付帯するのが特徴です。日本国内で販売される乗車用ヘルメットは、法令上PSCマークの表示が義務づけられており、ジーロットの製品もこれに対応しています。つまり、日本の公道で使うための最低限の安全基準はクリアしているということです。詳しい規格の意味は、製品安全協会など一次情報で確認するのが確実です。注意点として、SG規格は排気量の区分(全排気量対応かどうか)がモデルによって異なる場合があるため、大型バイクに乗る人は「全排気量対応」の表記を確認しましょう。レース参加を考えているなら、MFJ公認やより厳しい海外規格の有無も併せてチェックが必要です。

通販で失敗しないための頭囲の測り方
メジャーを頭の一番細い位置で測ってしまい、実寸より小さいサイズを注文——これが通販での定番失敗です。頭囲は「眉の上・耳の上を通る、頭で一番大きい周囲」で測るのが正解。1cmの測り間違いがワンサイズのズレになり、頭痛や隙間風の原因になります。
ジーロットは実店舗が限られるため、多くの人が通販で購入します。だからこそ、頭囲の正確な採寸が失敗を防ぐ最大のポイントです。メジャーを使い、眉毛の上から耳の上を通って、後頭部の一番出っ張った部分を通る周囲を測ります。これが頭囲で、たとえば57〜58cmならMサイズが基準です。ジーロットは各モデルでサイズ表記(XS=54cm、S=55-56cm、M=57-58cm、L=59-60cm、XL=61-62cm)が明確なので、実寸に合わせて選べば大きく外しません。注意点は、髪のボリュームや帽体の形状(丸型・面長型)で体感が変わること。ちょうど境目の数値なら、緩さは内装パッドで調整できるので、小さすぎるより少しゆとりのある方を選ぶと失敗が減ります。届いたら必ず数分かぶって、痛点がないか確認しましょう。
かぶり心地を左右する内装とあごひもの調整
サイズが合っていても、内装とあごひもの調整を怠ると快適性は半減します。ジーロットの多くのモデルはセンターパッド・チークパッドが脱着可能で、洗浄できるだけでなく、厚みの違うパッドでフィット感を微調整できるモデルもあります。頬に隙間を感じるならチークパッドを厚いものに、きつすぎるなら薄いものに替えるのが基本です。あごひもは、締めた状態で指が1〜2本入る程度が目安。緩すぎると転倒時に脱げる恐れがあり、きつすぎると長時間で苦痛になります。走行前にワンタッチバックルやDリングをしっかり留める習慣をつけましょう。新品のヘルメットは内装が硬く、数回使ううちに馴染んで楽になることも多いので、初回のきつさだけで判断しないのもポイントです。快適性は「サイズ×内装×あごひも」の総合力で決まります。
シーン別ジーロットヘルメットの選び方
最後に、使い方から逆算してモデルを選ぶ方法を整理します。同じジーロットでも、街乗りとツーリングでは正解が変わります。自分の走り方に当てはめてみてください。
街乗り・近所の買い物なら軽量ジェット
片道30分以内の街乗りや買い物がメインなら、軽量ジェットが快適です。おすすめはFlyboyJet2(約800g)かNV InnerShield Jet(約950円台の価格でシールド内蔵)。開放感があり、信号待ちでの蒸れが少なく、脱ぎかぶりも楽です。特にNV InnerShield Jetは税込10,780円とサイフに優しく、シールド内蔵で日差しにも対応できるため、普段使いの一台として扱いやすい選択です。注意点は、ジェットは顔面や側頭部の保護範囲がフルフェイスより狭いこと。近所メインでもスピードを出す幹線道路を走るなら、シールドをしっかり下ろして目や口元を守りましょう。小柄な人や女性はJillRide2(XS〜M)なら帽体が小さくフィットしやすく、街乗りの取り回しでも軽快に使えます。
ロングツーリングは静粛性重視でフルフェイス
片道2時間を超えるロングツーリングや高速主体なら、フルフェイスが安心かつ快適です。NV Road Racer2(約1,200g)やBullRaider2(約1,300g)は、フルフェイスながら軽量で、長距離でも首の疲労を抑えられます。特にBullRaider2はインナーバイザー内蔵で、トンネルや西日の多いルートでシールド交換の手間がなく、長距離の集中力を保ちやすいのが利点です。風切り音もジェットより抑えられ、耳への負担が少なく済みます。注意点は、夏場は蒸れやすいこと。ベンチレーションを開ける、インナーキャップを使うなどの暑さ対策を併用しましょう。高速道路を多用するツーリングライダーには、保護性能・静粛性・軽さのバランスが取れたジーロットのフルフェイスが有力な候補になります。
通勤・通学とオフロード遊びの使い分け
毎日の通勤・通学には、コスパと実用性のバランスからNV InnerShield Jetが扱いやすい選択です。税込10,780円と手が届きやすく、シールド内蔵で雨や虫、日差しから顔を守れます。脱着式内装で清潔に保てるのも、毎日使う道具として重要なポイントです。一方、週末に林道やフラットダートで遊ぶなら、MadJumper2が本領を発揮します。通勤用と遊び用で2つ持ちするなら、「平日=NV InnerShield Jet」「週末=MadJumper2」という組み合わせが現実的です。1つで済ませたい人は、街乗り8割・林道2割ならスクランブラー系にも似合うオフロードスタイル、逆に通勤主体ならジェットやフルフェイスを軸に選びましょう。用途の比率を数字で書き出してみると、自分に必要な一台が見えてきます。
まとめ|ジーロットのヘルメットは用途と頭のサイズで選ぶ
ジーロット(ZEALOT)のヘルメットは、カーボンハイブリッド製法による「軽さ」と、1万円台から狙える「価格」が最大の魅力です。ジェットで約800g、フルフェイスでも約1,200gという数値は、同価格帯のなかで確かなアドバンテージになります。一方で、軽さと静粛性は別物であること、通販中心ゆえにサイズ選びがカギを握ることも忘れてはいけません。用途と頭のサイズという2軸で選べば、大きな失敗は避けられます。
迷ったときの指針を、もう一度整理しておきます。
- とにかく軽いジェットが欲しい→ FlyboyJet2(約800g・税込25,080円)
- 安くてシールド内蔵が欲しい→ NV InnerShield Jet(約950g・税込10,780円)
- 小柄・女性で帽体が合わない→ JillRide2(XS54cm〜・税込18,480円)
- 軽くて安いフルフェイス→ NV Road Racer2(約1,200g・税込35,835円)
- インナーバイザー付きの快適フルフェイス→ BullRaider2(約1,300g・税込44,880円)
- 林道・オフロード遊び→ MadJumper2(FRP/カーボンの2種)
- 共通の注意点→ SG規格は適合済み。頭囲を正確に測り、迷ったら少しゆとりのある方を選ぶ
最初の一歩は、メジャーで自分の頭囲を測ることです。数値が分かれば、この記事のサイズ表と照らし合わせて候補が一気に絞れます。あとは用途(街乗り・ツーリング・通勤・オフロード)を書き出し、軽さと機能のどちらを優先するかを決めるだけ。ジーロットは価格の割に選択肢が豊富なブランドなので、自分の走り方に合った一台がきっと見つかります。購入前には、価格やカラー、在庫の最新情報を各公式・正規販売店のページで確認してから決めると安心です。
※本記事の価格・仕様は執筆時点の情報です。最新の価格・在庫・仕様は各メーカー公式サイト・正規販売店でご確認ください。
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