モトグッチで後悔する7つの理由|維持費・故障・取り回しの本音と失敗しない選び方

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「縦置きVツインの鼓動に惚れてモトグッチを買ったのに、こんなはずじゃなかった」——そんな後悔の声をネット上で見かけて、購入をためらっている人は少なくないと思います。イタリア生まれの個性派だからこそ、国産バイクと同じ感覚で選ぶと「維持費が思ったより高い」「取り回しが重い」とギャップを感じやすいのも事実です。憧れだけで踏み込むと、納車後に冷静さが戻ったときの落差が大きくなりがちです。

結論から言うと、モトグッチで後悔する人の多くは、車両の魅力ではなく「事前の情報不足」でつまずいています。逆に言えば、維持費・故障傾向・足つき・車種ごとの性格を先に知っておけば、後悔の大半は避けられます。実際にモトグッチ V7シリーズオーナーの中には「13,000km走っても無故障」という人もいれば、「初回車検で約20万円かかった」という人もいて、差は乗り方と付き合うショップで生まれています。同じ車種でも体験談が真逆に割れるのは、それだけ準備で結果が変わる証拠です。

この記事では、モトグッチで後悔しやすい7つのパターンから、車検6〜10万円というリアルな維持費、V7ストーン(152万9000円)・V85 TT(174万9000円)・V100マンデッロ(181万5000円〜)といった現行モデルの違い、中古選びの注意点までを、週末にツーリング仲間へ話す感覚でまとめました。買う前のチェックリストとして使ってもらえればと思います。

📌 この記事でわかること

・モトグッチで後悔する人に共通する7つのパターンと回避策
・車検・定期整備・年間維持費のリアルな金額の目安
・V7/V85 TT/V100マンデッロの違いと後悔しない車種選び
・中古で狙うときの年式・走行距離・整備履歴のチェックポイント

目次

モトグッチで後悔する人に共通する7つのパターン

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まず押さえておきたいのが、後悔の原因はモデルそのものの欠陥ではなく、「想定とのズレ」に集約されるという点です。ここでは実際に語られることの多い代表的なパターンを整理します。自分が当てはまりそうかをチェックしながら読み進めてください。

個性的な縦置きVツインに「飽き」より先に「疲れ」が来るケース

後悔の入口で多いのが、エンジンの個性に惹かれて買ったものの、独特の振動や鼓動が長距離で疲労につながると感じるパターンです。モトグッチは縦置き90度Vツインをフレームに搭載し、アクセルを煽ると車体が左右に振れる独特のフィールが持ち味。これは唯一無二の魅力ですが、毎日の通勤や数百kmのツーリングでは好みが分かれます。試乗で5分乗って惚れても、半日乗ると印象が変わることがあるため、購入前にできるだけ長く乗せてもらうのが対策です。街乗り中心なのか、ロングツーリング派なのかで評価が逆転する点に注意しましょう。可能ならレンタルバイクで丸一日付き合ってみると、自分との相性がはっきり見えてきます。

維持費を見積もらずに買って家計を圧迫する

結論として、車両価格だけで判断すると後悔します。モトグッチはイタリア製のため部品の輸入コストがかかり、車検総額は法定費用に24カ月点検を加えて6〜10万円が目安です。さらにバルブクリアランス調整などが重なると追加で5〜6万円かかるケースもあります。V7ストーンの新車価格152万9000円に目が行きがちですが、年間の維持費まで含めた「総保有コスト」で考えるのが鉄則。月々いくらまで払えるかを先に決め、車検2回分・タイヤ交換・任意保険を試算してから契約すると、購入後の資金ショートを防げます。ローンと維持費の二重払いで生活が苦しくなる、という典型的な後悔は、この試算ひとつで避けられます。

取り回しの重さで「近所の足」にならない

装備重量が想像以上に効いてくるのも後悔ポイントです。V7シリーズで約203kg、V85 TTは230kg、V100マンデッロは233kgと、見た目のスリムさに反してそれなりの重量があります。押し引きや低速Uターン、傾斜のある駐車場では取り回しに気を使う場面が出てきます。街乗りやちょい乗りメインの人ほど、この「重さ」とのギャップを感じやすいので、契約前に必ずまたがって押し引きを試すのがおすすめです。自宅の駐輪スペースが砂利や坂なら、なおさら入念に確認しておきましょう。重量が気になる人は、後述する軽量モデルとの比較も検討してみてください。

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部品待ちでツーリングシーズンを棒に振る

意外と見落とされがちなのが、部品供給のリードタイムです。国産車のように在庫が潤沢ではなく、特定パーツは海外からの取り寄せで数週間待つこともあります。春先の故障で部品を待っているうちに、ゴールデンウィークやベストシーズンを逃した、という声も。対策は、購入店との関係づくりと、消耗品(ブレーキパッド・フィルター類)を早めにストックしておくこと。輸入車を扱い慣れたショップで買えば、入手ルートを持っているため待ち時間を短縮できます。納車時に「よく出る部品は何か」を聞いておくと、先回りの備えがしやすくなります。

📌 押さえておきたいポイント

後悔の正体は「車両の欠陥」ではなく「事前リサーチ不足」です。エンジンフィール・維持費・重量・部品供給の4点を購入前にクリアにしておけば、後悔のリスクは大きく下げられます。

車検とメンテナンスのリアルな金額

後悔の最大要因である「お金」の話を、推測ではなく実際の目安で掘り下げます。維持費は乗り方と依頼先で変わりますが、相場感を持っておくだけで心の準備が変わります。

車検費用は6〜10万円が一つの目安

結論として、モトグッチの車検はディーラー依頼で総額6〜10万円程度を見ておくと安心です。内訳は重量税・自賠責・印紙代といった法定費用に、24カ月点検整備費用が加わる形。国産大型と比べて極端に高いわけではありませんが、点検で交換部品が出ると上振れします。街乗り中心で距離を乗らない人でも、2年ごとにこの出費が来る前提で積み立てておくのが現実的です。ユーザー車検に挑戦すれば法定費用だけに抑えられますが、輸入車は整備の勘所があるため、初回はプロに任せる判断も理にかなっています。慣れてきたら点検は自分で、検査だけ通すといった折衷案もコストダウンに有効です。

バルブクリアランス調整など定期整備の出費

OHVの空冷Vツインは、定期的なバルブクリアランス調整が必要です。この作業だけで5〜6万円の追加出費となるケースもあり、車検と重なると一度の支払いが大きくなります。実際に「初回車検で約20万円かかった」というオーナーの報告もあり、消耗品交換が重なったタイミングでは想定外の金額になりがちです。対策は、ショップに作業項目と概算を事前に出してもらい、必要な整備とそうでない整備を切り分けること。定期整備の周期をあらかじめ把握しておけば、急な大出費に慌てずに済みます。整備が集中しそうな年は、ボーナス時期に合わせて入庫すると家計への衝撃を和らげられます。

⚠️ 失敗パターン:見積もりを取らずに入庫

「車検だけのつもりが、バルブ調整と消耗品交換が重なって初回車検で約20万円になった」という声があります。原因は事前見積もりを取らなかったこと。対策は、入庫前に作業項目ごとの概算を出してもらい、今回やる整備・次回送る整備を相談して優先順位をつけることです。

保険・タイヤ・消耗品まで含めた年間コスト

車検以外の固定費も忘れてはいけません。任意保険、年1回前後のオイル交換、走行距離に応じたタイヤ交換(前後で数万円)、チェーンやブレーキパッドなどの消耗品が積み重なります。年間走行5,000km前後のライダーなら、車検費用を月割りした積み立て+消耗品で、ざっくり月1万円台後半〜2万円程度を見ておくと現実とのズレが小さくなります。大事なのは「車両価格+諸費用」で買えるかではなく、「持ち続けられるか」で判断すること。家計に占める割合を先に決めておけば、維持費を理由に手放す後悔を避けられます。シャフトドライブのV100ならチェーン関連の手間が減るなど、モデルで消耗品事情が変わる点も覚えておきましょう。

故障やオイル漏れは本当に多いのか

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「イタリア車は壊れる」というイメージが後悔の不安を煽りますが、実態はどうなのでしょうか。報告されているトラブル傾向と、現実的な付き合い方を見ていきます。

電装系トラブルが報告されやすい理由

傾向として、モトグッチで比較的耳にするのが電装系のトラブルです。一方で、定期的なメンテナンスと信頼できるメカニックのチェックを続けていれば、大きな問題に発展しにくいとも言われています。13,000kmを走っても「どこも故障していない」という個体がある一方、品質に多少のばらつきがある可能性も指摘されており、当たり外れより「乗り方と管理」で差が出るのが実情です。屋外保管で雨ざらしにせず、バッテリーや配線の点検を欠かさないだけでも、トラブル発生率はぐっと下げられます。長期間乗らないときはバッテリー充電器をつないでおくのも、地味ながら効果的な予防策です。

オイル漏れ・にじみは「持病」なのか

結論から言うと、オイルのにじみが出ることはありますが、致命的な故障とは限りません。空冷Vツインは熱の影響を受けやすく、ガスケットやシール部分から軽微なにじみが出ることがあります。重要なのは「にじみ」と「漏れ」を区別し、量と進行をショップに見てもらうこと。早期に対処すれば部品代も作業も小さく済みます。放置して床にポタポタ垂れる状態まで進むと修理費がかさむため、定期点検で見つけてもらうのが結果的に安上がりです。神経質になりすぎる必要はありませんが、無関心も禁物というバランス感覚が大切です。ガレージの床に新聞紙やマットを敷いておくと、にじみの早期発見にも役立ちます。

💡 ライダーメモ:実は維持費は「国産大型と大差ない」場面もある

意外と知られていませんが、車検の法定費用や任意保険は国産大型バイクと同じ仕組みで、ここに輸入車だからの上乗せはありません。差が出るのは部品代と一部の専門的な整備工賃だけ。屋内保管・定期点検・信頼できるショップという3条件をそろえれば、トータルコストは国産大型と地続きの範囲に収まることも多いのです。「イタリア車だから無条件に高い」は思い込みの面があります。

信頼できるショップ選びが故障対策の核心

故障の不安を一番下げてくれるのは、実は車両選びよりショップ選びです。輸入車を扱い慣れた正規ディーラーや専門店なら、持病の勘所・部品の入手ルート・適切な予防整備を心得ています。逆に、近所だからという理由だけで輸入車に不慣れな店に任せると、診断に時間がかかり部品待ちも長引きがちです。購入前に「整備実績」「代車の有無」「部品手配の早さ」を確認しておくと安心。多少遠くても、モトグッチを多く扱う店を主治医にする方が、長い目で見て後悔が少なくなります。オーナーズミーティングやSNSで評判の店を探すのも、信頼できる主治医を見つける近道です。

足つき・乗り味で「思ってたのと違う」を防ぐ

カタログ写真とSNSの作例だけで決めると、実際にまたがったときのギャップで後悔します。身体に直結する部分は、数値と試乗の両方で確認しておきましょう。

シート高と足つきの実際(780〜830mm)

結論として、足つきはモデルで大きく変わります。V7シリーズはシート高780mmと足つきが良く、身長が高くない人でも扱いやすいのが強み。一方、アドベンチャー系のV85 TTは830mmと高めで、停車時のつま先立ちに不安を感じる人もいます。V100マンデッロは815mmが目安です。数値だけでなく、シート形状やサスの沈み込みで体感は変わるため、必ず実車にまたがって確認を。足つきに不安がある人は、V7系やローダウン対応を視野に入れると、立ちゴケの後悔を避けられます。厚底ブーツやローシートの設定があるかも、あわせてショップに聞いておくとよいでしょう。

純正サスが硬めという声への対処

乗り心地で挙がりやすいのが「純正サスペンションが硬め」という指摘です。路面の細かい凹凸を拾いやすく、長距離で腰やお尻が疲れると感じる人もいます。対策はシンプルで、リアのプリロード調整で好みに近づける、もしくは社外サスやシートのアンコ調整で快適性を上げる方法があります。費用はかかりますが、毎回のツーリングが快適になるなら投資価値は十分。試乗の段階で「自分には硬い」と感じたら、購入後のカスタム前提で予算を見ておくと、乗り味のギャップによる後悔を先回りで防げます。タイヤの空気圧を適正に保つだけでも、体感の硬さは意外と変わるので、まずはそこから見直すのがおすすめです。

⚠️ 失敗パターン:またがらずにネット注文で体格に合わず

「写真の雰囲気に惚れてV85 TTを実車確認せずに契約したら、シート高830mmで信号待ちが怖く、結局ほとんど乗らなくなった」という後悔があります。原因は試乗・試しまたがりを省いたこと。対策は、購入候補に必ずまたがり、停車・押し引き・低速旋回まで体験してから決めることです。

重量と低速トルクのバランスを体で確かめる

重量は数値だけでなく、低速トルクとのバランスで体感が変わります。モトグッチの縦置きVツインは低回転から粘るトルク型で、V7ストーンは79Nm/4400rpm、V100マンデッロは105Nm/6750rpmを発生します。重くても発進や低速がトルクで楽になるため、数値ほど「重い」と感じない場面も多いのが実際のところ。逆に、信号の多い市街地でストップ&ゴーを繰り返すと重量がボディブローのように効いてきます。自分の主な走行シーンを想定し、低速での扱いやすさを試乗で必ずチェックしておきましょう。半クラを多用する渋滞路と、流れに乗れる郊外路では、同じ車重でも疲れ方がまるで違います。

モトグッチで後悔しない車種選び|V7・V85TT・V100を比較

ここまでの注意点を踏まえ、後悔しにくいモデルの選び方を整理します。用途と予算が合えば、モトグッチほど所有満足度の高いバイクはなかなかありません。まずは現行ラインアップの数値を一覧で比べてみましょう。

モデル V7 Stone V85 TT V100 Mandello
価格(税込) 152.9万円 174.9万円 181.5万円〜
排気量 853cc 空冷 853cc 空冷 1042cc 水冷
最高出力 67.3HP 80HP 115HP
シート高 780mm 830mm 815mm
車両重量 約203kg 230kg 233kg

※価格・スペックは各メーカー公式・販売情報をもとにした「バイク乗りのミーティング」調べ(2026年6月時点)。

入門と街乗りに向くV7ストーン/スポーツ

初めてのモトグッチで後悔したくないなら、V7シリーズが王道です。シート高780mm・約203kgで足つきと取り回しのバランスが良く、67.3HPと過不足ないパワーで街乗りから軽いツーリングまでこなせます。V7ストーンは152万9000円、上級のV7スポーツは168万3000円で6軸IMUやコーナリングABS、クルーズコントロールを装備。クラシックな見た目に最新の安全装備を求めるならスポーツが候補です。「重すぎず・速すぎず・足つき良し」の三拍子で、入門者の後悔リスクが最も低いラインといえます。まずはここから入り、物足りなくなったら上位へ乗り換えるのも賢い選択です。

長距離と荷物積載が多い人のV85 TT

ツーリング主体なら、アドベンチャーツアラーのV85 TTが有力です。80HPに可変バルブ機構を備え、大容量タンクで航続距離も稼げるため、泊まりがけのロングランで本領を発揮します。価格は174万9000円。ただしシート高830mm・車両重量230kgと、足つきと取り回しは数値が大きめなので、身長や走行シーンとの相性を試乗で必ず確認してください。高速巡航の安定感とアップライトな姿勢で疲れにくく、キャンプツーリング派には満足度の高い一台です。ロングランの快適性を最優先するなら、長距離向きの大型選びをまとめた下の記事もあわせてどうぞ。

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走りと最新装備も欲しいならV100マンデッロ

パワーと先進性を重視するなら、フラッグシップのV100マンデッロです。1042ccの水冷DOHC縦置きVツインで115HP/8700rpm・105Nm/6750rpmを発生し、世界初のアダプティブ・エアロダイナミクスを採用。Sグレードには前方衝突警告やブラインドスポット情報システムも備わります。価格はマンデッロ181万5000円、S仕様で225万5000円と高めですが、水冷化で発熱や整備性も現代的になりました。「モトグッチの個性は欲しいが、性能や装備は最新がいい」という人の後悔を最も減らせるモデルです。所有満足度を最優先するなら検討する価値があります。見た目のかっこよさで大型を選びたい人は、次の記事も参考になります。

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中古で買うなら知っておきたい注意点

新車価格に手が届かず中古を狙う人も多いですが、輸入車の中古は見極めが肝心です。価格の安さだけで飛びつくと、後悔の確率が一気に上がります。

年式と走行距離で見る狙い目

結論として、中古は「年式の新しさ」より「整備状態」で選ぶのが正解です。走行距離が少なくても、長期間放置されていた個体は電装やゴム類が劣化していることがあります。逆に距離が伸びていても、定期的に乗られ整備されてきた車両のほうが調子が良いケースも。狙い目は、ワンオーナーで点検記録が残り、年1回以上動かされてきた個体です。極端に安い車両は、どこかにコストカットの理由が隠れていると考え、価格の根拠を販売店に確認する姿勢が後悔を防ぎます。現車確認のときは、冷間からのエンジン始動を見せてもらうと状態を判断しやすくなります。

整備履歴と保証の確認ポイント

中古で最も重要なのが整備履歴と保証の有無です。バルブクリアランス調整やオイル管理が記録で追えるか、直近で何を交換したかを必ず確認しましょう。輸入車に強い専門店なら、独自保証を付けてくれる場合があり、購入後の電装トラブルや初期不良に対応してもらえます。個人売買やノークレーム前提の格安車両は、安さの裏で修理費が膨らむリスクが大きく、初めての一台には不向きです。多少高くても保証と整備履歴がそろった車両を選ぶことが、結果的に総額を抑える近道になります。保証の対象範囲と期間を書面で確認しておくと、後々のトラブルを防げます。

V9ローマーなど割安モデルという選択肢

予算を抑えたいなら、中古市場で見つかるV9ローマーも選択肢です。853ccの空冷Vツインで55HP/6250rpm、シート高785mm・車両重量199kgと、V7と同等の扱いやすさを持ちながらクルーザー寄りのゆったりしたポジションが魅力。前19インチホイールでゆとりのある走りが楽しめます。新車時の参考価格は124万8000円台で、現在は中古中心の流通です。タマ数は多くないため、見つけたら整備履歴を確認のうえ早めに動くのがコツ。のんびり流すスタイルなら、後悔の少ない一台になります。クルーザー風の見た目が好きで、肩の力を抜いて走りたい人にこそ向くモデルです。

📌 中古選びの優先順位

①整備履歴が追える → ②保証が付く → ③年式・走行距離、の順で見ると失敗しにくいです。価格の安さは最後の判断材料。安さの理由を説明できる店で買いましょう。

シーン別に見るモトグッチの向き不向き

同じモデルでも、使うシーンによって満足度は大きく変わります。自分の走り方に合っているかを、4つの場面で照らし合わせてみましょう。

街乗り・近所の買い物

街乗り中心なら、軽量なV7シリーズが現実的な選択です。約203kgでシート高780mmなら、信号待ちや狭い路地でも気負わず扱えます。とはいえ、頻繁なストップ&ゴーでは大型ならではの重さが疲労につながるため、毎日のコンビニ通いを主目的にすると後悔しやすいのも事実。モトグッチは「移動の道具」というより「乗ること自体が目的」のバイクです。街乗りは休日に少し遠回りして楽しむくらいの距離感が、満足度を保つコツといえます。普段の足は別の小排気量に任せ、モトグッチは趣味車として割り切ると関係が長続きします。

週末ツーリング

モトグッチが最も輝くのが週末ツーリングです。低回転から粘るトルクと縦置きVツインの鼓動は、ワインディングや郊外の流れに乗ったときに格別の気持ちよさを生みます。日帰り〜1泊ならV7でも快適ですが、荷物が多い・距離が長いならV85 TTのほうが疲れにくく安心。仲間とのツーリングで「その音いいね」と言われる所有満足は、このバイクならではです。週末に走ることを買う目的にできる人ほど、後悔とは無縁になります。給油のたびに振り返って眺めたくなる、そんな所有体験こそモトグッチの真価です。

通勤・通学

正直に言うと、毎日の通勤・通学メインにはあまり向きません。重量・維持費・部品供給を考えると、雨の日も酷使する実用車としてはハードルが高めです。万一の故障で部品待ちになると、足が止まってしまうリスクもあります。どうしても通勤に使いたいなら、悪天候時の代替手段を確保し、屋根付き駐輪で車体を守る前提で。実用一辺倒で選ぶと「こんなに気を使うとは」と後悔しやすいので、通勤利用は割り切りが必要です。週末の楽しみのために平日は労わる、というスタンスが結局は長く乗るコツになります。

高速道路ロングラン

高速巡航では、排気量とポジションがものを言います。V85 TTやV100マンデッロは大容量タンクと安定感で長距離を得意とし、115HPのマンデッロなら追い越しも余裕。一方、V7は高速で回し続けると振動と風圧で疲れやすく、スクリーン追加などの対策が欲しくなります。高速主体の使い方を想定するなら、はじめからツアラー寄りのモデルを選ぶのが後悔しないコツ。用途と排気量のミスマッチが、最も多い後悔の原因の一つです。高速の比率が高いほど、車格に余裕のあるモデルを選んでおくと疲労と満足度の両面で得をします。

Q. モトグッチは初めての大型バイクでも大丈夫ですか?
A. 足つきと取り回しのバランスが良いV7シリーズ(シート高780mm・約203kg)なら、初めての大型でも十分扱えます。ポイントは、維持費の積み立て計画を立てることと、輸入車に強いショップを主治医に決めておくこと。この2つを準備しておけば、初モトグッチでの後悔はかなり減らせます。

まとめ:モトグッチの後悔は「買う前」にほぼ防げる

モトグッチで後悔する人の多くは、車両の魅力ではなく事前準備の不足でつまずいています。維持費・故障傾向・足つき・車種ごとの性格を理解し、自分の走行シーンと予算に合うモデルを選べば、唯一無二の所有満足を長く味わえます。縦置きVツインの鼓動は、一度ハマると国産車では代えがたいもの。だからこそ、勢いではなく情報で選ぶことが後悔を防ぐ最大のポイントです。

最後に、買う前に確認しておきたい要点を整理します。

  • 車検は総額6〜10万円、定期整備で追加5〜6万円もあり得ると見込んでおく
  • 装備重量203〜233kg・シート高780〜830mmを実車で必ず確認する
  • 電装系トラブルやオイルにじみは、定期点検と信頼できるショップで先回り対策
  • 街乗りはV7、長距離はV85 TT、走り重視はV100マンデッロが目安
  • 中古は整備履歴と保証を最優先し、価格の安さは最後の判断材料にする
  • 輸入車に強い専門店を「主治医」にして、部品供給と整備の不安を下げる
  • 通勤実用一辺倒より、週末ツーリングを目的にできる人ほど満足度が高い

最初の一歩は、気になるモデルにまたがって押し引きと低速旋回を試すこと。その一回で「自分に合うか」の感触はかなり分かります。維持費の積み立て計画とショップ選びまで整えてから契約すれば、モトグッチは「後悔の対象」ではなく「一生モノの相棒」になってくれるはずです。最新の価格・仕様はモト・グッツィ公式サイトでご確認ください。

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この記事を書いた人

ヤマハSR400・XSRシリーズを中心に、バイクの魅力を発信するライダー。カスタム情報やツーリングスポット、メンテナンスのコツまで、バイクに乗る楽しさを共有しています。これからバイクを始めたい方にも役立つ情報をお届けします。

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