バイクテントはキャンプの積載力で選ぶ|ツーリング向け7選を重量・収納サイズ順に比較

バイクテントはキャンプの積載力で選ぶ|ツーリング向け7選を重量・収納サイズ順に比較のアイキャッチ画像

本記事にはプロモーション(広告)が含まれています

「キャンプに行きたいけれど、バイクにテントが積めるのか不安」「登山用やファミリー用と何が違うのか分からない」——バイクでキャンプを始めるとき、最初にぶつかるのがテント選びです。積載スペースが限られるバイクでは、収納サイズと重量が普通のテント選びとは違う基準になります。

結論から言うと、バイクキャンプ用のテントは「収納時にφ20cm前後・長さ50cm以内」「重量2〜5kg」「設営が短時間で終わる」の3点で選ぶと失敗しません。この条件を満たすモデルなら、リアシートやサイドバッグに無理なく積めて、日が暮れる前に設営を終えられます。

この記事では、コールマン・DOD・モンベル・テンマクデザイン・ネイチャーハイクの現行7モデルを、公式スペックの重量・収納サイズ・耐水圧・価格で比較します。軽さ重視の人にも、前室の広さや設営の手軽さを求める人にも、自分のキャンプスタイルに合う1張りが見つかるように整理しました。

📌 この記事でわかること

・バイクキャンプ用テントを選ぶ3つの基準(収納サイズ・重量・設営性)
・タイプ別(ドーム/ワンタッチ/ワンポール/バイクイン)の違いと向いている人
・現行7モデルの重量・耐水圧・価格を並べた比較表
・積載や設営でありがちな失敗と、その回避策

目次

バイクテントがキャンプで普通のテントと違う3つの条件

バイクテントがキャンプで普通のテントと違う3つの条件の解説画像

バイクでのキャンプは、クルマや徒歩のキャンプとテントに求める条件が変わります。積める荷物の量とスペースが決まっているため、まずは「積めるか」「一人で建てられるか」を優先して選ぶのが正解です。ここでは、家庭用や登山用と何が違うのかを3つの視点で整理します。

収納サイズはφ20cm前後・長さ50cm以内が積載の目安

バイクテント選びで最初に見るべきは収納サイズです。リアシートやサイドバッグ、シートバッグに積むことを考えると、直径20cm前後・長さ50cm以内に収まるモデルが扱いやすい基準になります。たとえばコールマンのツーリングドーム/STは収納時約φ19×49cm、DODのライダーズバイクインテントで約直径23×長さ58cmです。ここが太すぎたり長すぎたりすると、シートバッグからはみ出してバランスを崩したり、ネットで固定しづらくなります。ツーリングメインなら、まず収納袋の直径と長さをメーカー公式で確認し、自分の積載装備に入るかを先に決めるのが失敗しないコツです。ただし数字上収まっても、テント以外の寝袋やマットと合わせると容量がすぐ埋まるため、少し余裕を持たせておくと安心です。

重量は2〜5kgが現実的|1kg台は積載に余裕が出る

重量は取り回しと積載の余裕を左右します。バイクキャンプ用テントは概ね2〜5kgのレンジで、テンマクデザインのパンダライトは総重量約1.96kg、モンベルのクロノスドーム1は約2.2kgと軽量な部類です。一方、前室が広く居住性の高いモデルは4〜5kg台になります。重いテントでも走行中は問題になりにくいですが、キャンプ場での持ち運びや、荷物全体の総重量が増えると取り回しに影響します。荷物を軽くまとめたいソロツーリング派は2kg前後、快適さ優先で2泊以上する人は4〜5kg台と、日数とスタイルで割り切るのがおすすめです。軽量モデルは生地が薄く価格が上がりやすい点は理解しておきましょう。

設営は「一人で20分以内」を基準にする

バイクキャンプはソロが基本なので、設営を一人で完結できるかが快適さを決めます。目安は到着から20分以内に寝床が整うこと。ワンタッチ式のDOD ライダーズワンタッチテントは傘のように開く構造でポール組みが不要、ドーム型のクロノスドームはショックコードでポールが一体化しており素早く立てられます。日没後の設営はヘッドライト頼みになり、雨天だと難易度がさらに上がります。初めての1張りなら、自立式(ペグを打たなくても形が保てる)で構造がシンプルなものを選ぶと、暗い・風が強いといった条件でも慌てずに済みます。ワンポールなど設営に慣れが要るタイプは、自宅の庭で一度練習してから現地に持ち込むと安心です。

失敗しないバイクテントの選び方4つのポイント

条件を押さえたら、次は具体的な選び方です。スペック表のどこを見れば自分に合うテントを絞り込めるのか、4つのポイントに分けて解説します。ここを外すと「積めない」「浸水した」「狭い」といった後悔につながります。

耐水圧は1,500mm以上あれば雨キャンプに耐える

耐水圧はフライシート(外幕)で最低1,500mm、フロア(床)で2,000mm以上を目安にすると、突然の雨でも安心できます。コールマンのツーリングドームシリーズはフライ・フロアともに約1,500mm、DODのライダーズシリーズはアウター3,000mm・フロア5,000mmと高めの数値です。数値が高いほど強い雨に強くなりますが、そのぶん生地が厚く重くなる傾向があります。ツーリングは天候の急変が付きものなので、晴れ予報でも耐水圧1,500mm以上は確保しておきたいところ。フロアの耐水圧が低いと地面からの染み込みで浸水しやすいため、心配ならグランドシートを1枚追加すると保険になります。梅雨や台風シーズンを走るなら3,000mm前後の余裕があると心強いです。

前室の有無で快適さと積載効率が変わる

前室(テント入口の屋根付きスペース)があると、ブーツやヘルメット、サイドバッグを雨から守れます。ソロキャンプでは、この前室に濡らしたくない装備を置けるかどうかで快適さが大きく変わります。ツーリングドーム/STは一人でも設営しやすい前室付き、DOD ライダーズバイクインテントに至ってはキャノピー部分(約W270×D123×H83cm)にバイクごと収められる設計です。前室が広いモデルは居住性が高い反面、収納サイズと重量が増えます。装備が多い人やタンデムキャンプをする人は前室重視、とにかく軽くしたいソロ派は最小限の前室でも十分と、荷物量で判断しましょう。

定員は「使う人数+1」で選ぶと荷物も置ける

テントの定員表記はあくまで就寝可能人数で、実際は表記より1人少なく考えると快適です。ソロで使うなら1〜2人用、荷物も枕元に置きたいなら2人用を選ぶと余裕が生まれます。モンベル クロノスドーム1は室内縦220×横100cmの1人用で、ソロには十分ですが荷物は前室や足元に寄せる前提です。一方DOD ライダーズワンタッチテントは大人2名対応で、ソロなら装備を室内に置いても寝返りが打てます。狭いテントは結露した内幕に寝袋が触れて濡れやすいので、身長が高い人や冬キャンプをする人は一回り大きめが無難です。ただし大きいほど収納サイズと重量が増える点は忘れないでください。

キャンプ場までの相棒選びもテント選びとセットで考える

テントの積載力は、そもそもどんなバイクに載せるかで決まります。積載スペースの少ないスポーツバイクなら軽量コンパクトなモデル、リアキャリアを付けやすいアドベンチャーやビッグスクーターなら多少大きいテントでも積めます。自分の車種にどれだけ積めるかを把握したうえでテントを選ぶと、現地で「載らない」という事態を避けられます。キャンプに向いた車種の積載力や選び方は、以下の記事でまとめています。

あわせて読みたい
キャンプバイクおすすめ12車種を積載力順に比較|排気量別の選び方も解説
「キャンプバイクが欲しいけど、どの排気量を選べばいいのかわからない」「積載力がある車種はどれ?」――バイクでキャンプに行きたいと思い始めると、こんな悩みにぶつか…

積載を軽くしたい人向けの軽量バイクテント3選

積載を軽くしたい人向けの軽量バイクテント3選の解説画像

ここからは具体的なモデル紹介です。まずは「とにかく荷物を軽くしたい」「収納をコンパクトにしたい」ソロツーリング派に向く、2kg前後の軽量テント3モデルを取り上げます。いずれも公式スペックの数値で比較しています。

モンベル クロノスドーム1|2.2kgで前室も確保した万能ドーム

軽さと居住性のバランスを取りたいなら、モンベルのクロノスドーム1が候補になります。総重量2.2kg(ペグ・張り綱・スタッフバッグ込み)ながら、独自のバーティカル・クロス・システムで室内縦220×横100cmの広さを確保。耐水圧はフライ1,500mm・フロア2,000mmで、雨キャンプにも対応します。ショックコードでポールが一体化しているため、ソロでも素早く設営できるのが強みです。ツーリングから登山まで幅広く使えるので、これからキャンプの頻度を増やしたい人の1張り目に向いています。注意点は、1人用のため荷物は前室や足元に寄せる前提になること。ゆったり寝たい人や冬に厚手の寝袋を使う人は、上位の2型を検討する余地があります。

🏍 スペック情報
商品名クロノスドーム1
メーカーモンベル
価格22,500円(税込)
重量総重量2.2kg
規格・サイズ室内220×100cm/耐水圧フライ1,500mm・フロア2,000mm/1人用
特徴クロス構造で広い居住空間・素早い設営

テンマクデザイン パンダライト|1.96kgのワンポールで設営もシンプル

収納と重量を極力削りたいなら、テンマクデザインのパンダライトが有力です。総重量約1.96kg(本体約1.58kg)、収納サイズ430×140mmと、今回紹介する中でも最軽量クラス。ワンポール構造でフライは20Dリップストップナイロン(PUシリコンコーティング)を採用し、1本のポールとペグで立ち上げます。フライ組立サイズは2,400×2,400×1,500(h)mmと三角錐状で、天井が高く着替えもしやすいのが魅力です。ソロで軽快に走りたいミニマル派や、荷物を減らして長距離を走るツーリングキャンパーに向いています。注意点は、ワンポールはペグダウンで形を作るため、自立式より設営に慣れが要ること。地面が硬い場所や砂地ではペグの効きが弱くなるので、予備ペグと張り綱の扱いに慣れておくと安心です。

🏍 スペック情報
商品名パンダライト
メーカーテンマクデザイン
価格32,780円(税込)
重量総重量約1.96kg(本体約1.58kg)
規格・サイズフライ2,400×2,400×1,500(h)mm/収納430×140mm/1人用
特徴ワンポールで軽量・天井高で開放感あり

ネイチャーハイク Cloud Up2|2万円前後で買える軽量2人用

コストを抑えつつ軽さも欲しいなら、ネイチャーハイクのCloud Up2(標準版)が選択肢に入ります。重量は約1.73kg、耐水圧4,000mmと数字が優秀で、実売2万円前後(最新価格は公式サイトでご確認ください)とコスパの高さが人気です。20D・210Tの薄手生地でパッキングもコンパクトにまとまり、2人用ながらソロで広々使えます。自立式ドームなので設営もしやすく、初めての軽量テントとして選ぶ人が多いモデルです。街乗りキャンプから林道ツーリングまで、荷物を軽くしたい幅広いシーンで活躍します。注意点は、国内大手ブランドに比べると縫製やサポート体制で当たり外れの声があること。生地が薄いぶん扱いは丁寧に、購入時は正規取扱店や信頼できる販路を選ぶと安心です。

🏍 スペック情報
商品名Cloud Up2(標準版)
メーカーネイチャーハイク
価格実売2万円前後(要公式確認)
重量約1.73kg
規格・サイズ耐水圧4,000mm/20D 210T生地/2人用
特徴軽量2人用で高コスパ・自立式で設営簡単

設営がラクな定番・前室重視のバイクテント4選

次は、多少重くても「設営が簡単」「前室が広い」「装備をしっかり守れる」ことを重視したい人向けの4モデルです。初めてのバイクキャンプや、雨・寒さに強い1張りを探している人はこちらから選ぶと扱いやすいです。

コールマン ツーリングドーム/ST|迷ったら選べる定番ソロテント

バイクキャンプの定番といえば、コールマンのツーリングドーム/STです。価格21,780円(税込)、重量約4kg、収納約φ19×49cmと積載しやすく、ポールポケット式で一人でも設営しやすい前室付き。インナーは約210×120×100(h)cmで、ソロなら装備を置いても余裕があります。耐水圧はフライ・フロアともに約1,500mmで、トップベンチレーションにより夏場の熱気も抜けやすい設計です。最初の1張りとして「何を買えばいいか分からない」という人に向く、扱いやすさと価格のバランスが取れたモデルです。注意点は、FRP(グラスファイバー)フレームのため強風時はアルミポールより粘りに欠けること。台風接近時など荒天が予想される日は張り綱をしっかり張って対策しましょう。

🏍 スペック情報
商品名ツーリングドーム/ST
メーカーコールマン
価格21,780円(税込)
重量約4kg
規格・サイズインナー210×120×100cm/収納φ19×49cm/耐水圧約1,500mm
特徴前室付きで設営しやすい定番ソロテント

コールマン ツーリングドーム/LX|前室が広く荷物を守りやすい

装備が多め、あるいはタンデムキャンプもしたい人には、ツーリングドーム/LXが向きます。本体約210×335×122(h)cm、インナー約210×180×114(h)cmと前室が広く、ブーツや荷物を雨から守れるのが魅力。価格24,970円(税込)、重量約5.2kg、収納約φ21×49cmで、STより一回り大きいぶん居住性が上がります。耐水圧はフライ・フロア約1,500mm。ソロで広々使いたい人から、荷物を室内外に振り分けたいベテランまで対応します。ツーリングで連泊し、テント内で快適に過ごしたい人にぴったりです。注意点は、重量5.2kgと収納サイズが増えるため、積載スペースの少ないバイクではシートバッグの容量を圧迫しがちなこと。積む前に自分の装備と合わせて総容量を確認しておきましょう。

🏍 スペック情報
商品名ツーリングドーム/LX
メーカーコールマン
価格24,970円(税込)
重量約5.2kg
規格・サイズ本体210×335×122cm/インナー210×180×114cm/収納φ21×49cm
特徴前室が広く連泊・タンデムにも対応

DOD ライダーズワンタッチテント|傘のように開いて設営が速い

設営の速さを最優先するなら、DODのライダーズワンタッチテント(T2-275)が候補です。傘のように開くワンタッチ構造で、面倒なポール組みなしに短時間で立ち上がるのが最大の強み。外寸約W243×D235×H133cm、インナー約W225×D145×H110cmと大人2名対応で、ソロなら装備を室内に置いても広々使えます。耐水圧はアウター3,000mm・フロア5,000mmと高く、強い雨にも安心。価格23,650円(税込)、重量約4.3kg、収納約W62×D20×H20cmです。日没後に到着しがちなツーリングや、設営に手間をかけたくない人に向いています。注意点は、収納時の長さが62cmとやや長めで、シートバッグによってははみ出す場合があること。積載前に自分の固定方法と合うか確認しておきましょう。

🏍 スペック情報
商品名ライダーズワンタッチテント T2-275
メーカーDOD
価格23,650円(税込)
重量約4.3kg
規格・サイズ外寸W243×D235×H133cm/収納W62×D20×H20cm/耐水圧アウター3,000mm
特徴ワンタッチ構造で設営が速い・耐水圧が高い

DOD ライダーズバイクインテント|愛車ごと守れる前室の広さ

「盗難や雨から愛車も守りたい」という人には、DODのライダーズバイクインテント(T2-466)がぴったりです。約W270×D123×H83cmのワイドキャノピーにバイクを収められる設計で、就寝スペースと愛車を1つの屋根の下に置けるのが最大の特徴。外寸約W215×D260×H140cm、耐水圧アウター3,000mm・フロア5,000mmで、大人2名対応です。価格34,580円(税込)、重量約5.5kg、収納約直径23×長さ58cm。バイクを目の届く場所に置いて安心して眠りたいソロキャンパーや、雨天ツーリングが多い人に向いています。注意点は、重量と収納サイズが今回の中で最大級なこと。積載力に余裕のある車種向けで、コンパクトさを求める人には不向きです。愛車の全長がキャノピーに収まるかも事前に確認しましょう。

🏍 スペック情報
商品名ライダーズバイクインテント T2-466
メーカーDOD
価格34,580円(税込)
重量約5.5kg
規格・サイズ外寸W215×D260×H140cm/キャノピーにバイク収納可/収納直径23×長さ58cm
特徴愛車ごと収められるワイドキャノピー

7モデルを重量・価格・耐水圧で一覧比較

ここまで紹介した7モデルを、重量・収納サイズ・耐水圧・価格・定員で一覧にまとめました。数値を横並びで見ると、自分が何を優先すべきかが見えてきます。以下は各メーカー公式サイトの公表値をもとにした「バイク乗りのミーティング調べ」の比較表です。

モデル 重量 耐水圧(フライ) 価格(税込)
パンダライト約1.96kg32,780円
Cloud Up2約1.73kg4,000mm約2万円
クロノスドーム12.2kg1,500mm22,500円
ツーリングドーム/ST約4kg約1,500mm21,780円
ライダーズワンタッチ約4.3kg3,000mm23,650円
ツーリングドーム/LX約5.2kg約1,500mm24,970円
ライダーズバイクイン約5.5kg3,000mm34,580円

シーン別の使い分け|ソロ・タンデム・連泊・雨天で選ぶ

結論として、テントはキャンプのシーンで選び分けるのが正解です。軽快なソロツーリングなら1.7〜2.2kgのパンダライトやCloud Up2、クロノスドーム1が最適。初めての1張りや設営で悩みたくない街乗りキャンプにはツーリングドーム/STやライダーズワンタッチが扱いやすいです。タンデムや連泊で荷物が多いならツーリングドーム/LX、雨天ツーリングや愛車も守りたいならライダーズバイクインが安心。日帰りに近いショートツーリングと、林道を含む長距離では求める堅牢性も変わります。自分の走り方と泊数を先に決めてから、重量と前室のバランスで絞り込むと、現地で「積めない」「狭い」と後悔しません。まずは年に何回・何泊するかを書き出すのが近道です。

💡 ライダーメモ

実は、価格が高い=バイク向きとは限りません。意外と知られていないのは、軽量な登山系テント(パンダライトやCloud Up2)ほど生地が薄く、地面の小石やギアの角で穴が開きやすいこと。数字上のスペックだけで選ぶと、フロアの耐久性で泣くことがあります。軽量モデルを選ぶなら、グランドシートやフットプリントを合わせて用意しておくと、結果的に長く使えてコスパが上がります。

2人用をソロで使うと快適さが一段上がる

ソロキャンプでも、あえて2人用を選ぶと快適さが大きく変わります。1人用は就寝スペースぎりぎりの設計が多く、荷物を室内に置くと窮屈になりがち。Cloud Up2やライダーズワンタッチのような2人用(大人2名対応)をソロで使えば、枕元にサイドバッグや着替えを置いても余裕があり、雨で外に出られない日も室内で過ごせます。デメリットは、1人用より重く収納サイズも増えること。とはいえCloud Up2は約1.73kgと軽量なので、快適性と軽さを両立したい人には2人用ソロ運用が現実的な落としどころです。冬キャンプで厚手の寝袋やマットを使う人ほど、この余裕が効いてきます。

積載を安定させるならシートバッグとの相性が鍵

テントの積載は、収納サイズだけでなく積む道具との相性で決まります。収納が長いテントは横向きにシートバッグへ、コンパクトなものはサイドバッグへと積み分けると重心が安定します。防水スタッフサックに入れ替えれば形を整えやすく、雨天でも中身を濡らさずに済みます。荷物を後ろに積みすぎると発進時にフロントが浮きやすくなるため、重いものは車体中央寄りに寄せるのが基本です。積載バッグの選び方や容量の考え方は、以下の記事も参考にしてください。

あわせて読みたい
バイクのシートバッグはレトロが正解?素材・容量別おすすめ5選と失敗しない選び方
SR400やXSR900、W800といったクラシック・ネオクラシック系バイクに乗っていると、積載グッズ選びで必ずぶつかる壁があります。「機能的なシートバッグを付…

バイクテントの積載と設営を成功させる実践テク

良いテントを選んでも、積み方や設営でつまずくとキャンプの満足度は下がります。ここでは現地で慌てないための積載と設営のコツを、よくある失敗とセットで紹介します。ちょっとした準備で当日の快適さが変わります。

設営前に必ず「ペグと張り綱の予備」を用意する

設営を成功させる第一歩は、付属品の過不足を出発前に確認することです。特にペグと張り綱は現地で失くしやすく、不足すると強風で設営が安定しません。結論として、付属ペグとは別に鍛造ペグを数本、予備の張り綱を1セット持つと安心です。理由は、キャンプ場の地面は芝・砂利・砂とさまざまで、付属の細いピンペグでは効かない場所があるから。特にワンポールのパンダライトやペグ必須のワンタッチテントは、ペグが効かないと形が崩れます。100〜300円程度の追加投資で設営の安定度が段違いになります。地面が硬い高規格キャンプ場では、ペグを打つためのハンマーもあると作業が速く済みます。

⚠️ よくある失敗:工具・ペグの積み忘れ

「テントは積んだのにペグを打つハンマーを忘れ、石で叩いてペグを曲げてしまった」というのはバイクキャンプで多い失敗です。原因は、テント本体だけに気を取られて付属品・工具の確認を怠ること。対策は、出発前に袋の中身(本体・フライ・ポール・ペグ・張り綱)を一度広げてチェックし、ハンマーや予備ペグを別袋にまとめておくこと。チェックリストを作っておけば、次回以降の積み忘れも防げます。

雨予報の日はグランドシートで浸水を防ぐ

雨キャンプで快適に眠るコツは、フロアの浸水対策です。結論として、フロアの下にグランドシート(フットプリント)を敷くと、地面からの染み込みと底面の傷を同時に防げます。耐水圧1,500mm前後のフロアは長時間の雨や水たまりの上では浸水することがあり、薄手の軽量テントは特に注意が必要です。テントより一回り小さくシートを敷くのがコツで、はみ出すと雨水が溜まって逆効果になります。設営場所も、くぼ地を避けて水はけの良い少し高い場所を選ぶと安心。専用フットプリントがなければ、ブルーシートやタイベックシートで代用しても効果があります。前室の下にも敷いておくと、濡れた装備の置き場所として使えて便利です。

撤収を速くするなら前夜のうちに乾かす工夫を

翌朝の撤収をスムーズにするには、前夜からの準備が効きます。結論は、就寝前にフライの張りを調整し、結露しにくいよう換気を確保しておくこと。朝露や結露でフライが濡れると、撤収時にパッキングサイズが膨らみ、収納袋に入りにくくなります。ベンチレーション(換気口)を開けておくと内部の湿気が抜け、結露を軽減できます。朝は日が当たる向きにテントを回して乾かす時間を取ると、濡れたまま積む事態を避けられます。どうしても乾かない場合は濡れたまま袋に入れ、帰宅後に必ず陰干しを。濡れたまま放置するとカビや加水分解でフライが傷むため、面倒でも乾燥は徹底しましょう。長距離ツーリングで泊まり歩く人ほど、この一手間が装備の寿命を延ばします。

あわせて読みたい
長距離ツーリング楽なバイク10選|排気量別に疲れにくい車種を徹底比較
「片道300km超えのツーリングに出かけたいけど、今のバイクだと腰と肩がバキバキになる…」そんな悩みを抱えているライダーは多いです。長距離ツーリングが楽なバイク…

バイクテントでキャンプするときの注意点とよくある疑問

最後に、バイクテントでキャンプを始める前に知っておきたい注意点と、よく寄せられる疑問をまとめます。ここを押さえておくと、購入後の「思っていたのと違う」を減らせます。

サイズを大きくしすぎると積載で後悔する

テント選びで多い後悔が、居住性を求めて大きなモデルを買い、積載で苦労するパターンです。「広い方が快適だろう」とファミリー向けの大型テントを選んだ結果、収納サイズがシートバッグに収まらず、積載に毎回苦労するというケースは珍しくありません。原因は、キャンプ場での快適さだけを見て、走行時の積載スペースを軽視すること。対策は、購入前に自分のバイクの積載スペース(シート幅・キャリアの有無・バッグ容量)を測り、テントの収納サイズと照らし合わせること。ソロなら1〜2人用、どうしても広さが欲しいならツーリングドーム/LXのように収納が積載向けに設計されたモデルを選ぶのが安全です。快適さと積載性は反比例しやすいと覚えておきましょう。

冬キャンプは3シーズンテントの限界を知っておく

今回紹介したモデルの多くは3シーズン(春〜秋)用です。結論として、氷点下になる真冬のキャンプでは、3シーズンテント単体では寒さ対策が不十分になりがちです。理由は、メッシュが多く通気性を優先した設計のため、冷気が入り込みやすいから。対策としては、スカート付きのテントを選ぶ、寝袋やマットの断熱性能(R値)を上げる、といった装備側の工夫が現実的です。無理に真冬に使うより、シーズンとフィールドを選ぶのが安全な使い方です。なお、テント内での火器使用は一酸化炭素中毒の危険があるため避け、換気を徹底してください。寒い時期に走るなら、まずは低地の管理されたキャンプ場から慣れていくのがおすすめです。

初めての1張りに関するよくある質問

最後に、これからバイクキャンプを始める人からよく聞かれる質問に答えます。どれも購入前に迷いやすいポイントなので、参考にしてください。

Q. ソロキャンプなら1人用と2人用どちらを買うべき?
A. 荷物を室内に置きたい、雨の日に室内で過ごしたいなら2人用がおすすめです。Cloud Up2やライダーズワンタッチは大人2名対応でもソロなら余裕があり、快適さが一段上がります。とにかく軽くしたい・収納を小さくしたいなら、クロノスドーム1のような1人用でも十分です。年間の使用回数と泊数で判断しましょう。

まとめ|バイクテントはキャンプスタイルに合わせて選ぼう

バイクテント選びは、収納サイズ・重量・設営性の3つを軸に、自分のキャンプスタイルへ合わせるのが失敗しないコツです。軽さと積載を優先するならパンダライトやCloud Up2、クロノスドーム1。設営の手軽さと前室の広さを取るならツーリングドームシリーズやDODのライダーズシリーズ、と目的で選び分ければ後悔しません。高価なモデルが正解とは限らず、あなたの走り方と泊数に合った1張りが最良のテントです。まずは年に何回・何泊するかをイメージして、優先順位を決めるところから始めましょう。

今回のポイントを振り返ります。

  • 収納サイズはφ20cm前後・長さ50cm以内、重量2〜5kgが積載しやすい目安
  • 耐水圧はフライ1,500mm・フロア2,000mm以上あれば雨キャンプに耐える
  • 軽量重視ならパンダライト(約1.96kg)・Cloud Up2(約1.73kg)・クロノスドーム1(2.2kg)
  • 設営のラクさと前室重視ならツーリングドーム/ST・/LX、DOD ライダーズシリーズ
  • 愛車ごと守りたいならライダーズバイクイン、設営の速さならライダーズワンタッチ
  • 軽量テントはグランドシートを併用するとフロアの耐久性を補える
  • ペグ・張り綱の予備を持ち、雨予報の日は浸水対策を忘れない

最初の一歩として、まずは自分のバイクの積載スペースを測り、収納サイズが収まるモデルを2〜3個に絞ってみてください。そのうえで重量と前室のバランスで最終決定すれば、次の週末にはキャンプ場で愛車を眺めながら過ごす時間が待っています。スペックや価格は変動するため、購入前に各メーカー公式サイトで最新情報をご確認ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ヤマハSR400・XSRシリーズを中心に、バイクの魅力を発信するライダー。カスタム情報やツーリングスポット、メンテナンスのコツまで、バイクに乗る楽しさを共有しています。これからバイクを始めたい方にも役立つ情報をお届けします。

コメント

コメントする

目次